強行軍

帰り着きました。朝の5時まえから起きて、小一時間徒歩で最寄りの駅?に到着。6時20分の始発電車に乗ってたどり着いたのは10時半。(笑える…)
神戸って本当に判り易い歩き易い街だわとしみじみ感動する。灘駅からひたすらまっすぐ降りたら美術館。正面に箱が聳えていてその向こうは水路?川?海?
三階から順番にぐるぐる展示室を回って降りて来たら「安藤忠雄事務所」の建築模型。済みませんでした!安藤忠雄の設計だったのね、と初めて気付く。道理で打ち放しのコンクリート壁が鏡みたいにピカピカ光っていたのか…
空腹と緊張でふらふらになってカフェに飛び込んで「メシ!」と思ってふと時計を見たら、予定ではもう三宮に待機している筈の時間だった…

ありえない…(時計を見なかった自分が悪いんだが)



カンデインスキー展は、後期の(こっちの方が有名かも)わけのわからん色彩の塊がぶっとんでいるパターンのやつでなくて具象に近い時代の作品群だったので非常に楽しめました。
彼とタッグを組んで「青騎士」となった青年たちの絵も納得行く絵が揃っていた。惜しむらくはたったの2年間の活動でこのグループは時代の波にさらわれ消滅してゆく。第一次世界大戦のためにペアは引き裂かれ、ドイツ兵として志願した二人はほどなく戦死。良い絵かいていたのに…


絵はがきを買おうかと思ったけれど、やはり色彩が微妙にちがってしまうのでちょっと今回は納得行かず。本物は、やっぱり違います。フランツ・マルクだったっけ。どっかで聞いた気がするんだが、あああれは「西部戦線異常なし」の「レマルク」か。
戦死と解説を読んだ時に何故か連想。


結局一電車遅らせて帰って参りました。これが冬だったら真っ暗。ど〜んと気分が落ち込むので夏場で良かった。とはいえ本当に他に何処にも寄れなかった。三宮駅が三つあることに気付き遅れてまいごになりかけ大焦り。
すごいなあ…ホームに上がるエスカレーターの前に10メートルくらい人が並んでいた。こんな光景初めて見た。
大阪を狙っていたのだが、無理だなこりゃあ。徐徐に神経を慣らして行かないと人ごみ見ただけでフリーズしそう…


今回小磯良平美術館を当初狙っていたのですが、県立美術館には特別展示室が設けられているということでこっちを選んでみた。正解だったかも。六甲まで行ったらもっと時間的に無理があったか。
代表作も見れたし、今回はその点でも満足!
とはいえ日帰りはやっぱり無理が有る。