2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

岸清一年譜の3

今回で岸清一年譜は終了。 オリンピック関係の人でもあったのですね。 • 昭和3年 1926年 62歳 4月1日、事務所を麹町丸ノ内二丁目八重洲ビルデイングに移転、8月和 蘭国アムステルダムに開催の第九回国際オリムピック大会に日本選手を統率して出場…

ウルヴァリン

Xmanオリジン?ーウルヴァリンのscriptをとりあえず最後まで通してみる。 が、予告編のなかの場面で思い当たらないものがいくつもあり。やはりかなりいい加減に読んでいるのが自分でよくわかる。 大体のストーリーわかったので良しとしよう。公開は9月です…

岸清一年譜の2

こうして他人の年譜を写していると感慨深いお年頃になってしまいました。 人生半ばを過ぎると、「一年がたったの数行か」などというのも情けないというかそれだけのものかと思われ。 それはさておき、この方充分成功した、といってよいかと思われます。 • 明…

岸清一年譜の1

生まれはまだ年号が明治となっていない慶応年間。 卒業生の動静に「遊学」とあるのはこんなふうに「大学予備門」に入って通っているからかもしれません。ふつう大学を卒業するとどこも引く手あまたで、教授をとおしていろいろ就職先から問い合わせなどがあっ…

岸清一の資料

最近書き起こしを怠けているのでちょっとお茶を濁します。 今回眺めていた岸清一の資料の書誌情報をあげておきます。 ついでにこれに掲載されていた年譜も。年譜くらいでしたら著作権関係も問題ないかと思いますので。 大まかな所は把握できると思います。 …

ジェネラル・ルージュの伝説

「阿弥陀堂だより」 南木佳士 文芸春秋 ISBN:4163156003 C0093「ジェネラル・ルージュの伝説」海堂尊ワールドのすべて 海堂尊 宝島社 ISBN:9784796669122「純愛小説」 篠田節子 角川書店 ISBN:9784048737791 C0093 トタン屋根にはコールタールを防腐剤として…

猿来たりなば

「幸せな子」アウシュビッツを一人で生き抜いた少年 トーマス・バーゲンソール 朝日新聞出版 ISBN:9784022503473 C0098「別冊 図書館戦争2」 有川浩 アスキー・メデイアワークス ISBN:9784048672399 C0093「猿来たりなば」 エリザベス・フェラーズ 創元推理…

岸清一

岸清一伝というのがあったのでぱらぱらとめくってみました。生まれは雑賀町(さいかまち)、橋南(きょうなん)の地域です。 松江市街は大橋川?を境界に、橋南、橋北に分けて呼んだりします。橋北にはお城やその跡に建った県庁やら官庁がおおく、江戸時代は…

皆既日食

全然期待していなかったのですが、幸運にも雲が薄くかかって時折お日様が顔を出してくれたのでしっかり見る事ができました。眼がつぶれるので当然凝視とか長時間は見ていませんが。しっかり細い三日月なのが確認できました。 まあ見ていても推移がそれとはっ…

武徳会の剣道試合の8

武徳会の剣道試合は今回で終了です。 明くれば6日柔道部またもや全勝!山陰の快男子向ふ処遂に其敵を見ざるか? 見上ぐれば比叡の山路にさし登る新月青嵐に清げなり、やがてや錦かざる身の心地よく放言に三更を知らず、明日は名残惜き別なり、帰路はまたも…

武徳会の剣道試合の7

ここで此の日の試合の記述は終わり。 漸くして、東の方に名原氏出づ、敵は武術の中心地、京に生湯を仕へし剛のものの泰然たる大刀のこなし、深き潭に月影を写す、打てば玉散る形なりや、暫時睨まへたるが、間髪の隙間やありしとも見ぬ間にやと打ち込めば此方…

武徳会の剣道試合の5

5日、午前八時から開会式とともに試合がはじまります。 第四回武徳会青年演武会というのが正式名称のようですね。総裁は多分宮様のひとり。 これからずっと池波正太郎ばりの解説がつづきます。おたのしみに 5日 平安新宮の頂に輝きし旭に朝漸く明けそめた…

武徳会の剣道試合の6

これらを書き起こしつつ思ったのですが、せいぜい何分かの勝負をここまで仔細に記憶して記述することは容易ではないような気がします。これが経験者で同僚?だからできるのでしょうか? 現代はビデオだって写真だってあるわけです。 よくよく考えるとこの時…

仕立て屋の恋

「皮膚の下の頭蓋骨」 P・D・ジェイムズ ハヤカワ文庫129−2 ISBN:4150766029 C0197「仕立て屋の恋」 ジョルジュ・シムノン ハヤカワ文庫NV656 ISBN:4150406561 C0197P・D・ジェイムズはたしか苦手だったかと言う記憶がかすかにあり。 なるほどやはり…

草すべり

「都筑道夫ポケミス全解説」 フリースタイル ISBN:9784939138317 C0095「マンハッタン物語」 ローレンス・ブロック編 二見文庫 ISBN:9784576081045 C0197「草すべり」その他の短編 南木佳士(なぎ けいし) 文藝春秋 ISBN:9784163271804 C0093「水深五尋」(…

武徳会の剣道試合の4

武徳殿の説明に入ります。用意ができたというので三日間練習に励みます。 4日はボート=短艇の試合の日で、全勝の報に快哉を叫びます。 武徳殿は二條通りに接し南方には桜馬場があるとのこと。東方には平安新宮、新宮というのは明治時代に再建されたという…

武徳会の剣道試合の3

武徳殿の用意が出来ていないということで仮の練習場となった、京都第一中学校の道場の説明です。 図は今回示しませんが、大まかにいうと四角が横に二つ並んでいて左が柔道場、右側が剣道場です。 剣道場の内側四方にめぐるようにしてイロハニホヘのスペース…

仮想儀礼

「ゴールデン・マン」 フイリップ・K・デイック ハヤカワ文庫SF1655 ISBN:9784150116552 C0197「ひよこはなぜ道を渡る」 エリザベス・フェラーズ 創元推理文庫 ISBN:4488159214 C0197「自殺の殺人」 エリザベス・フェラーズ 創元推理文庫 ISBN:448815917…

武徳会の剣道試合の2

29日朝6時に敦賀着、10時汽車に乗ります。 ここに書かれている観光地は私は知らないのでコメントしようがありませんが、いかがでしょう? 大津に汽車は着きます。ここで同行していたうちの14人と別れて京都に向かいます。 1里もあるトンネルとはどこ…

武徳会の剣道試合

今回からは剣道部の活躍を。 当時は「撃剣部」と称していたようです。要件をいうと、明治35年7月28日、3部まとめて総勢28人が境丸から乗り継いだ、境港午後5時発の「三河丸」に乗船して一晩かけて敦賀へ。 三千噸というのはかなりのトン数のような…

ゆれる

「ファミリー・ポートレイト」 桜庭一樹 講談社 ISBN:9784062151320 C0093「ゆれる」 西川美和 ポプラ社 ISBN:4591093034 C0093 怖いお話2題。 桜庭一樹という作家が書きたい物語はこういうものなのだなと考えながら読む。 作家志望の少年少女がこれを読ん…

武徳会の柔術試合の5

これは年齢別による取り組みなのかもしれません。短艇では優勝できなかったことをえらく嘆いていましたが、こちらは全勝で短刀をもらえたということで満足している様子。 この項は今回で終了です。 引き続き20年以下16年以上の選手勝負は始れり 第一回岩…

レッド・ボイス

「天外消失」世界短編傑作集 早川書房編集部編 早川ポケットミステリ1819 ISBN:9784150018191 C0297「レッド・ボイス」 T・ジェファーソン・パーカー 早川書房 ISBN:9784152089342 C0097「シャッター・アイランド」 デニス・ルヘイン 早川書房 ISBN:4152…

武徳会の柔術試合の4

いよいよわからないのですが、番組の結果表に両方×がついているのは引分のつもり。 丸が二つあるのは代表者戦でしょうか なんだか「姿三四郎」という感じで(自分でもよくわからないたとえだが)実況中継が面白い。 試合はまだつづきます。 次いで出でしは是…

武徳会の柔術試合の2

この項を入力し始めてから気づいたのですが、この武徳会による催しには、短艇、柔道、撃剣の3部が遠征した様子です。 柔道試合の会場では、長刀や演武のアトラクションがあったと描かれています。 8月5日、撃剣試合の当日なり我6名の選手が名誉の全勝勇…

武徳会の柔術試合の3

いよいよ柔術の試合がはじまる。ルールが皆目わからないのでこのあたりは特に解説なし。 終りて又々柔術仕合にかかりぬ数回の試合の後我先鋒村上氏出でたり、玉座に向うて一礼し立ち上るや敵は如何なる隙や見出しけむ飛び込むよと見えしが村上すかさずかき上…