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Edge  フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた) 木星の骨 上 (創元推理文庫) 木星の骨 下 (創元推理文庫) アンブロークンアロー―戦闘妖精・雪風  戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫 JA 183) 検証 東日本大震災の流言・デマ (光文社新書) 隅の風景


「隅の風景」  恩田陸 新潮社 ISBN:9784183971108 C0095

東日本大震災の流言デマ」  荻上チキ 光文社新書518 ISBN:9784334036218 C0236

戦闘妖精・雪風」 神林長平  早川文庫  ISBN:4150301832 C0193
「アンブロークン アロー」戦闘妖精・雪風 神林長平 早川書房 ISBN:9784152090515 C0093

木星(ジュピター)の骨」上 フェイ・ケラーマン 創元推理文庫 ISBN:9784488282189 C0197
木星(ジュピター)の骨」下 フェイ・ケラーマン 創元推理文庫 ISBN:9784488282172 C0197

フェイスブック 若き天才の野望」5億人をつなぐソーシャルネットワークはこうして生まれた デビット・カークパトリック  日経BP社 ISBN:9784822248376 C0098

「EDGE」 Jeffry Deaver  ISBN:9781444704471

「どんだけビールが好きなんですか!」とつっこみを受けても仕方の無い恩田陸
多分主題は「旅の風景」なのでしょうけど旅行嫌いだった作家を誘い出す編集者の手段は「美味しいビールと馬刺」
そのためには飛行機恐怖症も克服しチェコへ飛ぶ。たしかに美味しそうな描写が目白押しにて、大してビールに執心でもない自分でも涎が垂れてくるような心持ちがする。困ったものである。これでは九州まで「馬づくし料理」など食べに行きたくなるではないか。馬好き(食べる方の)にはこたえられないような本でありました。
基本は「旅の風景」なのでそれだけではございませんが、とても楽しい旅の本。

今回の東日本大震災については、いろんな情報が飛び交い本当に「情報を見分ける」ことの大切さを思い知らされました。 ということで、「流言デマ」に関する考察のとっかかりのひとつとしてこの本を読んでみた。よくよく心すべし。

戦闘妖精・雪風の三部作の1と3。2の「グッドラック」がないのは図書館になかったので。
1は改訂版が現在でていますが、図書館の書庫にあったものでこれは刊行当時の版。神林長平の作品は初。名前は知ってはいたがこんなすごいSFを書いていたとは知らず驚き。ハヤカワ文庫で出ていますが、これは3部作一緒に手に入れて3回くらいは読み返すのがよいかと思う。きっとハマる。

木星の骨」
なんだかだいいながらリナとデッカーシリーズを読み続け。今回はアタリでした。最近の作はいまいちハマりきれなかったのですが、これはいい。といいつつ最近ジョナサン・ケラーマンの邦訳でていないけどどうなっているのか。ペーパーバックでちょくちょく見かけているので多分邦訳されていないだけのことだとは思う。

Facebook
副題がちょっと刺激的なので二の足をふみかけたが、内容はベストに近い。アップル創始者とかマイクロソフト関係の本は創始期のパーソナルコンピュータの進化の歴史を語ることでありますが、Facebookを語ることはそれから先の世界を語ることになる。 ソーシャルネットワークという映画では多少のフィクションやら、見方によってはいろいろあるみたいですがこの本の中ではザッカーバーグの目的の向かって突き進む姿がよく判ります。
動機は女の子に振られた腹いせに「女比べ」のソフトを書いた、というのは「おい!」という突っ込みもしたくなるが。よくよく考えるとこの子「18才」なんだよね。で、20才前半にして会社の重役と考えると、「目的に向かって邁進して行く強靭な意思」の方があり得ないくらいのことなのだと今更ながら考える。
ソーシャルネットワークばかりでなく、インターネットがどのように世界を導き変革して行くのかと考察するに大変面白い提示をしている良書なり。最近appleが発表したiCloudもこの流れかと。さて、あなたはこれに「乗る」か「乗らない」かその判断はこの本を読んでみてからでも遅くはない。

「edge」
あちらこちら浮気しながら読んでいたので長引きましたが、やはりこれもジェットコースター。犯罪組織に狙われている人を家族関係者まるごと保護してセーフハウスに匿い安全を確保する組織の一員である主人公。物語は終盤に入った筈なのに全然終息する気配なし。うそ!とかいいながら結夜中に読み終えほっとひととき。まったく最後の一ページまで気が抜けないデイーヴァーはここでも健在。朦朧としていたのでほとんど判らずにおわっちゃった部分もありますが、ほどなく邦訳が出るでしょうからそのときまでのお楽しみにいたします。二度美味しい原書読み。
つぎは「Under the doom」だッ!って、どうするか。邦訳読んだら絶対原書読まないよなあ。
マーテインの氷と炎シリーズとオコンネルの新作ペーパーバック待ちながら読む?