忘年会

今年唯一の忘年会出席。普段顔をつきあわせているのが60〜80代の高年齢ばかりなので、久々に20代、30代の若者たちの話を聞いていると体力気力上り坂の気合いに圧倒される。


「自分を恃んで迷う事なし」という姿勢、自分の若い頃もそうだったろうかと考えるがよくわからない。
もともと取り柄の無い人間でもあったし、運動系はからしき駄目人間だったからなあ。当然ながら多少の「こだわり」はあったけれどもその分野は勝ち負けのはっきりしないものであったからあからさまではなかったのかもしれない。


運動系のトップクラスまで上り詰める人間ってここまで自分を信じられるのかと今更ながら驚く。そういえば以前学生時代インターハイにも行った実績の人が久々に競技を再開したとき、自身が描くイメージと現実のギャップに泣いて帰っていったと聞いた事が有る。そういうものなのかと感心した。


「自分は当時スマッシュを撃ったら絶対決まっていた」と確言。
「では、決まらなくなって返球されるようになった今はやっぱりプレイとか心構えが変わったのか」と尋ねているつもりだったのだが酔っているから「いや、だから決まるから」としか答えてもらえなかった。おもしろい。
やっぱり、変わるよなあ。変わらないと勝てないよなあ。「試合で負けた事ほとんどなかった」人が勝てなくなったと「悟る」時、いったいどういう風に考えるのだろうと。
なにしろ「負けることが当然」の人間には、天と地、雲泥の差のある世界である。一生わからないだろうと思いつつ、やはり興味のある世界である。


2万円の化粧水(3ヶ月分)の話が出た。こっちのほうがもっと別世界か。昔から化粧なんて言うものに縁がない、というか気持ち悪い。その分の「投資」はどこへ、と考えたらまずほとんどは書籍にいったなあとおもいなす。
その甲斐はあったかと聞かれたら、あったと答えよう。多分、だけど。
近年全然顔も出さなかったのに、忘年会にお招きいただきありがとうございました。幹事殿。
またそのうちゆっくりお話しできると嬉しゅうございます。