イノセントゲリラの祝祭
「毎日かあさん」4出戻り編 西原理恵子 毎日新聞社 ISBN:9784620770574 C0079
「イノセント・ゲリラの祝祭」 海堂尊 宝島社 ISBN:9784796666763 C0093
「探偵を捜せ」 パット・マガー 創元推理文庫 ISBN:4488164013 C0197
あいかわらず爆笑の毎日に、別れの哀しみがよぎる。
「子はかすがい」というのは本当なのだろう。できれば鴨志田氏の「酔いが醒めたらうちへ帰ろう」もあわせて読むとよい。
「遺稿集」という本もみかけましたね。
海堂センセ、漢字が多すぎ。といいつつわけのわからない政府関係筋主催の「検討会」の名称はきっと痛烈な現実批評なのだろう。ついでにその「構成員」とやらの姿も。じつは海堂先生はこれを書きたくてこのシリーズを書きはじめたかという節あり。
トリッキーな推理小説には腕が要る。そう言う意味では完璧、かつ心理小説。
これをこの分野で越えるというのは難しい。話の収め方も自然。「七人のおば」とならべて楽しめる楽しい本。