花吹雪

昨日はバドの試合について行ってみる。
が、あまりに天気が良く室内にずっといるのも眼がつらいので抜けて県立美術館の企画展行き。

うむむ、やっぱり新古典派は見慣れていないということもあってかちょっと世界がちがう。
日本でいえば「院展」とか「日展」の世界で、賞をとればイタリア行き?という副賞がついている画家志望登竜門なのでサロン関係の画家はばかでかい歴史物の作品ばかり。
即「こんなもの兎小屋の住まいのどこに置くんじゃ」という発想しか出てこない。いや、100号、50号でもそうなんですが、今回の作品群はそれだけで優に壁一枚分くらいありそう。
さすがアングルほか古典派という、主題の方は別にしてだいたいはデッサン的にみごたえあり。
サッフォーの身投げするところの作品は、大きすぎてちょっと離れないと画面が光って良く見えない。


二階の第2展示室には印象派関係の作品が並んでいて、一階のに比べてはるかに小振りだったが粒よりでもあった。モネの藁塚が二枚にモーリス・ドニの壁画の為の原画など、さすがにいい。所要時間1時間余り。
あまり詳しくは見て回らなかったので、機会があればもう一度行ってみよう。

のち書店に行ってうろうろしていたら最終戦だと連絡がきたのであわてて会場へ戻った。
行きと帰りと桜並木の花吹雪のなかをくぐる。毎年この試合の頃には散り終わっているのだが今年は花の寿命がとても長かった。かなり「もうけた」気がする。