悪党パーカー
「亡き妻へのレクイレム」 リチャード・ニーリイ ハヤカワポケットミステリー1817 ISBN:9784150018177 C0297
「悪党パーカー エンジェル」 リチャード・スターク 早川文庫ISBN:4150713065
早川ポケミスらしい風味のミステリー。こういうミステリーを読んでいると、学生時代に胸躍らせながらクリステイやらクイーン、クロツフなどを何度も読み返して飽きなかった時代の空気が戻って来たような気がする。先日読んだマクベイン編輯の中編をあつめた本にこの作家がたしかあった気がして(気のせいか?)借りて来た。
コーネル・ウールリッチを何故だか思い出す。同時代といってもよいのかどうか。もちろんちゃんと作品としても楽しめました。ゆったりした時代をおもわせる。
リチャード・スタークの方か。中編集に出ていたのは。ドナルド・E・ウエストレイクの名前の方が本名だそうな。メル・ギブソン主演の映画「ペイバック」を見て「おお!」と感心したのでパーカーを選んでみた。なにしろ「悪党」だから強盗やるわけで、ハードボイルド調なのですが小気味良い。
ロバート・B・パーカーとも、チャンドラーとも大違い。うだうだ理屈捏ねない。こっちの方が好みだわ、自分。他のも探してみよう。昔親父の本棚にあった気もするのだがはっきりしない。ハードボイルドやロス・マクナルドはいまいち理解できない年代だったもので。ウールリッチにはそこそこはまったものの。
「ほーらんえんや」を見て来た。前回12年前は住んではいたが、全く知らなかった。年取ったのかなあ。このごろ「お祭り」というのに弱い。それにしても疲れた。月日があっというまにとんでゆく。