7号 撃剣大会の3

一日目の終了までと、翌日の仕合です。

三本勝負
12    勝 胴面   幸田 秋平 3年
       胴    黒田 興太郎 5年

13    勝 突手   山本 信則 2年
            池田 哲 2年

14           山内 無名 5年
     勝 面、手  幸田 秋平 3年

(12)共に大身剛力乱撃度を失ひ幸の胴いたつて拙し黒ぬかさず胴、審判官「勝負」の一声の下お面と叫びしは
誠に小気味よし、(13)活気なし池機を失ひ山の弱刀止むを得ず(14)幸に倣つたる幸味をしめて一刀又一刀
山にまさる数等、

終りて柔術紅白勝負あり5時閉会
2月22日10時30分開会一同着席柔術仕合を終へ撃剣に入る

三本勝負
15    面  直良 範治 4年   16 勝  手、手  福田 藤蔵 3年
   勝 胴、胴 国守 鐵人              伊藤 清右衛門 3年

17    手   松林 栄一 3年  18 勝  胴、面  横山 登志丸 1年
   勝 手、横面 西村 卯 4             後藤 隆 2年

19        西村 卯  4年  20 勝  胴、胴  青戸 高鞆 1年
   勝  手、手  片山 篤郎  2年         勝田 孝興 4年

(15)直至って力なく勢い悪いし遂に國の乗ずる所となれり(16)練習の足らざる伊強敵福に向ふ何条たまる
べき立ゐに敗(17)松の出来今日至ってあしく西の横面ヒーと撃って功を奏し松胆を入れかへて返礼に手一本
勝負の声に励まされて西の手際よし、(18)共に新進の勇士横の鋭刀後の快刀丁々と組みつかへ遂に横利を得て
一刀機を見て又一刀後口惜しさ思ひやらる(19)西前の勝に油断したるか片の鋒先れしか容易く小手をとられ
て呆然、(20)偏頗なる取組と謂ふべし青の勝は必然、