きょうこつのゆめ

狂骨の夢 (講談社ノベルス)


狂骨の夢」  京極夏彦  講談社 ISBN:4061818449 C0293

よくは思い出せないが、ずっと前に読んだぞ。悪夢の場面のイメージに覚えあり。といいつつ、さっぱり何の話だったか忘れている。
とりあえず榎津が出てくるので読んでみた。多分「姑獲鳥の夏」?と「魍魎の匣」の二冊は読んだ事が有る筈なのだが、はて。木の上から坊さんが落ちてくるのはどっちだ?(あ、これネタバレか。すみません)
先年はわけもわからず読んで唖然とした(というか疲れた)だけだったが、今回はまあそれなりに味わいながら読んでみている。といいつつ、順序良くよめなくて途中を飛ばしたり戻ったりの読み方。
色欲の方面が枯れて来たせいか?色事のほうはあっさり流して読めるので頗るおぞましさがなくてよい。今が旬ですな、自分的には。気が向いたら時代的には逆行して読む事になりそうである。それもまたよし。
釣り堀やさんが主要人物として出演。榎木津が軍隊でこの人の上官、剃刀と呼ばれていたという設定だがしかしどういう活躍の仕方をしていたのかというのが最大の謎である。

雪が溶けた。久々に外が明るい、が差し迫った仕事がある。洗濯もせにゃあならない。
こんなこと書いている場合ではないかのう。