難民探偵

夕暴雨―東京湾臨海署安積班  難民探偵 (100周年書き下ろし)




「夕暴雨」東京湾臨海署安積班  今野敏  角川春樹事務所 ISBN:9784758411509 C0093

「難民探偵」  西尾維新  講談社 ISBN:9784062159418 C0093

2010年1月だからこれが最新刊?ようやく安積班は新庁舎に御引っ越し、というのは良かったのかどうか。面倒な事に強行犯課に1班増えて何かと競争意識が出てきそうで憂鬱な安積班長であります。暴雨の向こうには得体の知れない怪物が隠れていたり。

お台場ねえ。ここのご近所にも「お台場」があります。境水道を隔てて松江藩鳥取藩?がありましたのでその昔境水道へ向けて「大砲」が置かれていたんです。平和な現在はお台場公園として桜の名所となっており、隣にはお魚の剥製水族館がございます。マンボウとかそれはそれはたくさんの剥製が展示してありまして入場料も格安。お子さん連れにはお勧めの観光ポイントって、話がずれましたが。

西尾維新は初めてかな。さすが売れっ子作家さん、ツボをおさえた巧さが光ります。書評の欄で評判良かったので今回読んでみたのですが、なかなかありそうでない筋の展開たいへん面白い。これもちゃんと人間が描けているからこそのことでしょう。といいつつ「西尾維新」が「神永学」と頭の中でごっちゃになっていたのに気づいた。さて。この主人公のお姉さん無事仕事が見つかるのだろうか。読み様によってはとても「痛い」設定なのであります。

このところ眼の調子が良くなくて長いモノは読めないしというので、ipodで「虹の谷のアン」の英語聞いていますがこれ睡眠剤になっている。他の作品に替えた方がいいかも。テキスト版を見ながらでないとやはり聞き取りは難しい。
ううむ、チェスタートンの方がいいか。ウエブスターの「Daddy Long Leg」「Dear Enemy」だと手紙呼びかけ文だしほとんど訳文はわかるので楽ではあるけれども検討の余地あり。ワイルダーの大草原の家シリーズは作者が長寿だったため著作権の問題で無い(筈。確訃報記事を新聞で読んだ覚えがあるくらいの「最近」の没年)なにか良いのを探してみましょう。図書館から借りるというのもある。「奥の細道」ならばプロの語りで聞きたいなあ。