こうせつひゃくものがたり

続巷説百物語 (文芸シリーズ)   巷説百物語 (怪BOOKS)



「続巷説百物語」(ぞくこうせつひゃくものがたり)  京極夏彦 角川書店 ISBN:4048733001 C0093

巷説百物語」(こうせつひゃくものがたり)  京極夏彦 角川書店 ISBN:4048731637 C0093

「続」とつくからは、時制的にはこちらの方が後になりまして、「前」ということは当然これらの「前」のお話となっており。
つまりは相変わらずひねくれた性格のためか物語を遡ってよんでいるという次第。「前」の語り手というか主人公は「又市」で、彼がお札売りの格好をするようになったそのいきさつめいたところが語られる。
でなにもついていない「正伝?」の視点は不特定多数(どういう表現じゃ)。「続」で語る視点は「百介」(ももすけ)ということになります。

京極さんの書く「女性像」というのは少々類型化してはおりますまいか。ついでに登場するのは少数だし。
まあ、よんでいて面倒がなくていいか。色恋沙汰はややこしいので。ううんと、それで近刊が「西」でしたっけ?癖になりますね、あいかわらず「声に出して読みたい作品」なのでした。

おもしろそうなのを借りて来たのでさあ読むぞ!と思ったら睡眠時間がなくなりまして気力の方がもたないかもという状態。
ヨガ教室に行って搾られて、そのせいか体全体ぐったり。眼はしょぼしょぼ。腹はぷっくり(これは関係ないか)

とりあえずいい加減Roadside Crossesを読み終えないと。涼しくなったことですし。