茨文字の魔法
「後巷説百物語」(のちのこうせつひゃくものがたり)京極夏彦 角川書店 ISBN:4048735012 C0093
「茨文字の魔法」(いばらもじ の まほう) パトリシア・A・マキリップ 創元推理文庫 ISBN:9784488520090
そして最後の〆は百介君の語りで。ということは西巷は上方で活躍していた時代のはなしになるのでしょうか。
百物語の締めはさすがにお見事でありました。
「茨文字の魔法」
話の筋は別段問題ないのに、何故読み進めにくいのか。こちらの理解度が足りないだけかもしれませんが。自分的にはちょっと乗り切れなかった残念な結果に。最後のあたりで腑に落ちましたけど、語りが足りないままに次のシーンに進んでしまっている感じがあり。
からくりを後から知ればやはりそうせざるを得ないのかな、と。でもやはりマキリップの世界は彼女でしかつくれない。