ウオリス家の殺人

食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探究の書   ウォリス家の殺人 (創元推理文庫)




食べて、祈って、恋をして」 エリザベス・ギルバート ランダムハウス講談社 ISBN:9784270005538 C0098

「ウオリス家の殺人」 D・M・デイヴァン 創元推理文庫 ISBN:9784488240042 C0197


典型的アングロサクサン系の能天気さ満開。「私が世界の中心よ!」的なところがベースにある人間って、自分がそうでないからか敬服する。と同時におつきあいしていると段々疲れてくるんですけどね。
この人に「反省」はないのだただ猛進するのみ。なんか主題的にはこの姿勢にそぐわないんですけど。とまあ、批判的なことをいいながらついつい読んでしまうこの語り口の上手さ。
どこにも「悟り」を得ている行者なんかいないんじゃあないか、とまあそう言う気にさせられるのはいまいちですが。ジュリア・ロバーツはどういうふうに演じたのでしょうね。この映画「笑える」タイプの映画なんだろうか。

「ウオリス家の殺人」
後書きでネタバレされたら怒りまっせ。ああいうことを書かんといて下さい。他の本を読むのが無駄みたいにみえてしまう。ということでこの文庫の後書きは絶対読まないことをお勧め。
十分面白いし、名作家と言う程ではないにしろ(クリステイーとかクイーンと比べたら大概の作家は負ける)上出来な作品残しているのだから読者を素直に楽しませてくださいな。やっぱりそうかな、という最後でしたけど人物もキャラたっているし面白かったです。
で、この作家もう一冊借りて来てあるんですが、さて読む気合いがなくなっちまった。え〜ん。鬱気味なのとやたらと「TO DO」する事項が重なりまして活字を読む集中力産まれず。

今日は年末調整説明会。ひょんなところで、知り合いに出会いました。今年の忘年会どうする〜?と聞かれまして。
帰りに大井の目無水(めなしみず)の横を走る道路に通りかかりましたら、中海越しに伯耆大山が白く冠をかぶってるのがみえました。まだスキー場までは白くはなっていないけど…。秋ですね、じゃなくてもう冬にむかっているんだわ。黄砂が消えたのか綺麗にみえました。