融雪

ようやく雪が融け始めました。山の方から比べればこちらの雪など全然大したことではないのだけれど、南国育ち?にはちときつい。なにしろ積雪はスキー場で見るものだという感覚のヒトだったので。(しかも初スキーは二十代半ばという)
積雪量は少なくてもしっかり朝の水たまりは凍っていました。あさ通勤通学する時に田んぼのあぜ道が霜で真っ白になっている風景の中で「冬枯れも又良し」なんていう風情に心動かされて、画材にしてみたいと思っていた頃ははるか昔。油彩で霜降りの白を置いてゆく快感なぞ想像していたっけ。結局画力なくて描かなかった画材のひとつ。


久しぶりに煎餅のように凍り付いた水たまりの板氷に遭遇、思わず踏み割りたくなる衝動は相変わらずでありました。舗装道路だとキラキラ光る氷の粒が貼り付いてきれいだけれど、こういう板のようになった結晶は舗装道路が多くなって最近あまりみかけません。
小学生の頃は、乗り合いバス追いかけて排気ガス嬉々として吸い込んでいたっけ。ははは、何時の話やん?って昭和40年代の炭坑街からはずれた田舎のはなし。