いきだおれ

食い倒れではなく、着倒れでもない。炬燵の時期になるとツレアイ殿がちびちびと晩酌しながらそのまま睡眠モードにはいってそのまま寝床までたどりつけない。自分はさっさと寝ちまいますので、置き去り。
運がよければ自分が夜中にめをさまして点呼することもあるし、自分で復活して朝寝床で発見されることもある。これを我が家では「いきだおれ」と称する。用法は「きのうも行き倒れだったの?」


たま〜に自分が酒を摂取して失敗し、夜中にうなされトイレに居坐って動けなく事もある。こないだ便器がぱあ〜っと真っ赤っかに染まって、眼を疑った。「おおっ、尾崎一雄夏目漱石か!」と一番にわけのわからん発想をするところがもと文学少女(どちらも胃潰瘍。うん?尾崎一雄結核?いやそんなことどうでもいい…)「ああ…ここで行き倒れになるんだあ…」こちらが正しい用法だな。
つぎに回らない頭を必死に回転させて「赤ワインを飲んだ」と思い出した。トマトジュースとか野菜ジュースはまだゲル状でそれと解るけど、ワインはどこまでいっても液体だからものすごく焦る。年をとったら無茶な飲み方は止めましょう。飲んで問題は解決いたしません。

昨日図書館でロミー・シュナイダーの伝記みたいなのを見つけた。アラン・ドロンと若い頃恋仲だった女優さん。以前この人に関しての本を読んだ筈なのだけれど、いまちょっと思い当たらず。なんとういう本だったかしら。見つけたのは2009年初版の著者は日本人のものだからこれではない。
アラン・ドロン関係の書籍だったのかしらん。実業家でかつマフィアとのつながりも噂されている男優。一昔前はアラン・ドロンといえば美男子の代名詞だった。流石におとしをめしたから今はどうか知らないが、若い頃の怜悧な美貌に貫禄を重ねた容貌は見事だったなあと思う。
てなわけで、相変わらずのノンフィクションシリーズの現況か。