遺構?

[:]

写真ついでに二枚。「信念岩をも通す」とはいいますが、その例のひとつ。湖沼平野あるいは蘆原だった土地を耕作に給する目的で日本海へ直接流れる水路をつくるために人力で岩山をぶち抜いたというところです。大田市「掛け戸」というところだったか、日本海に洗われてロウソク岩が一本海の中に立っている所の方が有名かもしれません。
人力で岩を削ったので川底が真っ平らになっているのが不自然といえば不自然。写真の右側は直に波濤の日本海です。レンガ積みの構築物はその横が山陰線の線路なので、旧路線なのかもしれません。ええと、この治水事業は江戸時代に完成したのだっけ?
岩が脆いのでせり出したそばの崖から崩落した大岩がごろごろしています。一応「立ち入り禁止」の看板あり。ご見学の方、あまり先の方に行かれぬように。