蛙鳴き燕飛ぶ

春の陽気に誘われて出先の田んぼ道を散策。いつもならば山桜が先に咲いて散る頃にソメイヨシノが開花、という具合なのですが今年は天候不順のせいかどちらも同時に開花満開。
昨日の強風で一気に散ってしまったかと思ったら、思いの外しっかりと散らずに三々五々ゆったりとちらちらと花びらが落ちてくる桜並木。これまた毎年恒例となったバドミントン大会参加の家人を会場に残してふらりふらりと近くのスーパーまで歩いておりましたところ。


ゴールデンウイークにはもうこの地方は田植えが完了するのが常でして、兼業農家が多いせいか休みの間に一気に済ましてしまうのであります。というわけで、もう田んぼには耕耘機やら水を張ったりで大忙しになりはじめる。
水の張られた田んぼには白鷺がひしめいていたりするのですが、さすがにはじまったばかり故まだそんなことはないか。代わりに燕がくちゃくちゃしゃべりながら飛んでおり、どこからかカエルの声が…

そろそろワラビやツワブキも道の駅には出ており、こんどご近所から取って来ようかなあとこころ動く。スギナが出ちゃったので土筆はもう旬はすぎたのね。

塩野七生の「十字軍物語1」読了。血で血を洗う不毛な争い。すげえなあ、としかいいようがなく。と同時にわけのわからん指揮官である「騎士」連中の内輪争いが妙に現在の政治家の争いにかぶってみえる。どうも2巻目が既に出ているらしき。入っていたら読もうっと。気分悪くなるけど。塩野七生庄司薫の同級生だったか。おげんきでいらっしゃるだろうか。