杉村春子其の後

結局タイムリミットが来て最後のあたりは読めず。ま、いいか。非常に濃い人生であった。林芙美子の演劇人版か、というくらい。宇野千代か、ともいう。演劇界、とくに文学座の歴史そのものを知るにはよろしき一冊。劇団「雲」の成立のいきさつもあるし。そうか仲谷昇は「日本のアラン・ドロン」とも言われたことがあるのだなあ。若い頃の出演映画なぞ探すとお顔を拝顔できるかもしれない。若い男優等をつねに侍らして?いたという感じなのがなかなか凄い話ではあった。演技については高峰三枝子が子役時代に共演して「背中での演技」に衝撃を受けたと言うから本物なのだろうが。演劇というものは魔物なのだろうなあ。

いよいよ昨日から雪模様となってきた。気温は零下までは下がっていないらしく、道路の雪もべちゃべちゃで圧雪にはなっていない。が10センチくらいは積もっているので朝から雪かきである。数日お家におこもりになる。雪道運転は避けたいもので。わだちにタイヤをとられると、とんでもない方向へクルマをとばされるのだ。