クラスの動物園

「クラスの動物園」 ジル・チャーチル 創元推理文庫 ISBN:4488275044 C0197

「毒の目覚め」  S・J・ボルトン 創元推理文庫 ISBN:9784488207052 C0197

「毒の目覚め」  S・J・ボルトン 創元推理文庫 ISBN:9784488207069 C0197

かすていら」僕と親父の一番長い日  さだまさし  小学館  ISBN:9784093863292 C0093

「濡れた魚」上 フォルカー・クッチャー  創元推理文庫 ISBN:9784488258030 C0197

「濡れた魚」下 フォルカー・クッチャー  創元推理文庫 ISBN:9784488258047 C0197

「犯罪」 フェルデイナント・フォン・シーラッハ  東京創元社  ISBN:9784488013363 C0097

閉店時間ケッチャム中篇集  ジャック・ケッチャム  扶桑社ミステリー1143 ISBN:9784594057213 C0197





ジル・チャーチルは一冊か二冊ずつ借りて徐々に読み尽くす予定。


「毒の目覚め」

ゴシック・ホラーの手法を使ったみごとなミステリー。この調子でホラーをかかれると良い作品が書ける作家さん。邦訳二冊めらしいのだが、さて一作目は読めるかしら。探しておきたい。キャラクターといい蛇という小道具といいうまい使い方をする。


「かすていら」

お母さん子だったのかしらなどと思っていたら、しっかり存在感のある親父さんだったのだなとこの本で確認。子どもは親のすべてのことを理解出来るわけではないけれど、それなりにいい関係を築きあげてきたのではないだろうかこの親子。まあ、別の見方をすればそうとう迷惑な親父さんだったといえなくもないけど。


「濡れた魚」

独逸ものの警官物語。そのうえ時代がナチス独逸が台頭しはじめた頃ともなるとあたまのなかがぐちゃぐちゃになる。ずーっと時代に沿ってこのシリーズが展開してゆくらしい。もう、ミステリーというより大河小説として覚悟を決めた方が読み易そうな気がした。我が身は独逸系の名前に慣れていないので苦しい。


「犯罪」

絶賛、というのをネットでみておりまして。おおお!これは、ポール・オースターの「トゥルー・ストーリー」(?)の独逸版だろう、傑作だと歓喜。次作の「罪悪」もこれは必ず読まねばならぬ。


特に理由はないが、最近「ドイツまつり」になっているよな読書傾向。不思議だ。で、さいごのケッチャムは、諸事情あって感想保留。