ビッグドライバー
「私と踊って」 恩田陸 新潮社 ISBN:9784103971115 C0093
「高峰秀子との仕事」1 斎藤明美 新潮社 ISBN:9784103222323 C0095
「高峰秀子との仕事」2 斎藤明美 新潮社 ISBN:9784103222330 C0095
「アウトロー」上 リー・チャイルド 講談社 ISBN:9784062773522 C0197
「アウトロー」下 リー・チャイルド 講談社 ISBN:9784062773522 C0197
「枯れ騒ぎ」 ジル・チャーチル 創元推理文庫 ISBN:9784488275181 C0197
「裕さんの女房」もうひとりの石原裕次郎 村松友視 青志社 ISBN:9784905042464 C0095
「ローマで語る」塩野七生×アントニオ・シモーネ 集英社インターナショナル ISBN:9784797671964 C0095
「ビッグ・ドライバー」 S・キング 講談社 ISBN:9784167812188 C0197
「虚像の道化師」ガリレオ7 東野圭吾 文芸春秋 ISBN:9784163815701 C0093
更新は1ヶ月に一回のペースになってしまった。最近読書量が減っているということもあるのだが。
待望の恩田陸新作に胸躍らせ。もう一冊か二冊新作が出ている筈なので出会えたら嬉しい。この本は短編集。色々な風味のものが揃っているのでこれも又楽しかった。
斎藤明美の高峰秀子シリーズ、といっていいのかこの方は高峰秀子に特化しているのでそういう言い方も変。若い方なのだろうと勝手に思い込んでいたら、50代の独身女性であった。そもそも養女として迎えられたというくらいに濃密な時間と人生の交わりをされているので高峰秀子夫妻を語ることがすなわちこの方の人生を語ることでもある。それにしても定年まで契約社員の編集者としてずっと働いていたという、こういう「働き方」が存在するということに驚いた。
リー・チャイルドは初読み。基本的にハードボイルドとかこういうヒーローもの(?)は読まなかったのだが、読書サイトに「スーパマンみたいに強い主人公というのは本当に冒険物って言えるの?面白いの?」という論議がありその話題の発端となったこの本を読んでみた次第。う〜ん、一冊で充足。フランシスみたいな教訓とかスリルとかないもん。たしかにやる事すべて「当る」スーパーヒーロー冒険ものってウルトラマンみたいで映像ならまだしも活字には向かないような。まあ、それなりには楽しめました。この作家さん「つかみはオッケー」的に上手いのよ話はこびが。
で、ジル・チャーチルはとりあえず手に入る物は全部完読っと。
石原裕次郎本は、結婚するまで独身の頃の話は読んだのでこれは結婚してからの話ということで読んでみた。村松さん自身が裕ちゃんファンというかその全盛期時代のヒトなので、もうこれは冷静には語れない。概要をとりあえず知るにはよいけど、そのくらいの参考本。
塩野七生親子の語る映画関係の本でありました。置いてある棚が違うのではと思っていたら、そういうことかと納得。
あれ、娘さんではと思ったら岸恵子さんのほうと勘違いしていたらしい。息子さんはイタリアと米国の映画関係の仕事をしているらしく。結構な年なのかこの息子さん、と思ったら塩野七生は庄司薫と同級生なのだから80才は過ぎているかもと考えつき。そうですね、この息子さんも自分と余り年は変わらないのかも。認識すべきであった。
キングのビッグドライバーなノリノリで読み。楽しいよなあ、キングのエンターテイメントは。いうことなし。
ただいま放映中のガリレオの原作本を見つけ候。結局第1回目しか見てみなかったのだけど。東野職人の原作はかっきり出来ているのに、なぜテレビになるとわけわからない状態になるのか、と思うがこれも諸事情なのだろう。いらない刑事も出さないといけないし、制約がありすぎて脚本に書き換えたら有象無象がわりこんでくるのがよくわかる。原作をテレビドラマに翻案したら、という想定で見たらきっと興味深く見えるんだろうと思う。いや、そこまでしてわけのわからんギャグを聞かされるのはたまらないので。
春は春、ゴールデンウィークなんぞというはなしもありますが。さて。人ごみの中にでかけるのも憂し。