タゴガエル鳴く森に出かけよう

タゴガエル鳴く森に出かけよう! -トモミチ先生のフィールドノート (Think Map 5)  サヴァイヴ  首斬り人の娘 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)  今日もいい天気  赤く微笑む春 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)  冬の灯台が語るとき (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)  玉磨き   黄昏に眠る秋 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)  RDG6 レッドデータガール    星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)



「RDG レッドデータガール 6」星降る夜に願うこと  荻原規子 角川書店 ISBN:9784041103487 C0093

「黄昏に眠る秋」 ヨハン・テオリン  早川書房  ISBN:9784150018467 C0297

「ローラと呼ばれて」大草原の小さな家主演女優の半生記 メリッサ・ギルバート ワニブックス ISBN:9784847019975 C0098

「玉磨き」 三崎亜記 幻冬舎 ISBN:9784344023390 C0093

「冬の灯台が語るとき」  ヨハン・テリオン  早川書房 ISBN:9784150018566 C0297

「赤く微笑む春」 ヨハン・テリオン  早川書房 ISBN:9784150018702 C0297

「今日もいい天気」  新井素子 廣済堂出版 ISBN:9784331512609 C0095

「首斬り人の娘」 オリヴァー・ペチュ 早川書房 ISBN:9784150018641 C0297

「サヴァイヴ」 近藤史恵 新潮社 ISBN:9784103052531 C0093

「タゴガエル鳴く森に出かけよう」トモミチ先生のフィールドノート 技術評論社 ISBN:9784774142616 C3045



在庫が貯まりすぎて二回に分けて更新であります。市立図書館の借用限度本は10冊だが頑張ってえらんでも6冊くらい選んだところで体力が尽きる。 実際それだけ自宅に運搬することを考えると、うち数冊は早川ポケミスが穏当。普通これにモールでの買い物が加わるので。 みなさんどうしていらっしゃるのかしらん。ま、そこまで必死に借りる人は少ないのかもしれないけれど。 とまあ、新しい本をホクホクしながらお持ち帰りの幸せ感を満喫しながら交通費に頭を悩ます。バス往復約二千円は、痛い。

「RDG6」 実質的にはライトノベルに見えなくもない荻原規子。しかし和製ファンタジーとして侮り難い存在感あり。 このシリーズもはじまって何年か経つのですが、期待に見合うだけの上質な作品を読ませてくれる。今回は待ちに待った完結編。 いやあ、そうくるか、の完結編でした。

「黄昏に眠る秋」「冬の灯台が語るとき」「赤く微笑む春」
スウェーデン発のミステリー。地方色というか背景が重く扱われていて、一部登場人物はかぶるがメインの語り手はそれぞれ別。 謎解きとしての面は余り期待せずに読んだ方がいい。一冊めの「秋」は「え、これで終わり?」と少々拍子抜け。 代わりに風景描写、季節の情景が非常に楽しめます。幽霊や妖精とか少し幻想的な要素もありますがそれほど熟練していない。 キャロル・オコンネルのふっとあらわれる亡霊の一触れみたいなゾッとするよな効果を思い出しありゃ凄いかも、と改めて思い出したりする。

「玉磨き」
おおお、三崎亜記さん着実にかいていらっしゃるのねと嬉しい。短編集ですが、相変わらず怖い。かつ何故か涙が出る。

「今日もいい天気」
新井素子さん、いつになったら新作が出るのと尋ねたいが毎日お忙しいご様子なので言いにくいなあ。 お元気そうでなによりです。

「首斬り人の娘」
ドイツ発。作者の先祖が処刑人ということで、実際に調査した資料をベースにかかれたフィクション。 実質内容は歴史ファンタジーという方があたっている感じ。ミステリーでもあり、すこぶる面白い。 題名でちょっと引いていましたが、マキャリップ好きのかたなら即お勧めの本。嬉しい期待はずれの本だった。

「サヴァイヴ」
うん?まだ「エデン」を読んでいないんじゃないか、といまさら気付く。この本は自転車関係の短編集。 ただいまジャンル模索中とかやどこかで読んだ近藤史恵。自分的には当るときとハズレとあるんですが、今回は自転車もので大当たりなり。

「タゴガエ鳴く森に出かけよう」
相変わらずのトモミチ先生節を楽しむ。これを読んだ後、川沿い山奥の公衆温泉に行ったら鶯のさえずりと、 聞いた事の無い鳥ともつかぬ澄んだ合唱が聞こえてきて。ひょっとしたら「カジカ」か、この「タゴガエル」か。 護岸工事されていない葦の広がる川床が目の前でした。