ウルヴァリン 侍

ヒュー・ジャックマンの筋肉見にいったわけであります。結構筋肉フェチなのだ。ただし眼前の生身は好みでなし。
ダイハードではラストの設定にあまりにバカバカしいことがあり、あれを無視すればよかったのですが。さて、ウルヴァリンはいかがかな、日本でのロケはうまくいったかしらと思いつつ。

はじめあたりでは、う〜むと突っ込みたくなるよなこともあったのですが、話が進んでゆくにつれてそれも許せるかという気になり結果そうとう楽しかった。良い出来のお話でした。東京設定の?ホテル探しの場面でキューブがよせあつまったビルがちらりとみえて、あれって有名な奴?と一瞬心ときめく。(そこでかよ!)
いやあ建築の写真集でしか見たことがなかったので、普通に通行人目線で見ることができたいそう嬉しかった。
キルビルほどにはぶっとんだ「ニホン」ではなかったので、まあそこそこいいかと納得。

真田広之の貫禄めざましい。あれだけ動けてかつ男前って、彼くらいしかいないかも。最上のでき。ニホンの家並セット見せてくれます。ええなあ。なんか違和感がと考え続けて思いつきました。電信柱が一本もない!ゆえにあの場面が可能だったのですが。ふうむ、近代以降のニホンの風景には電信柱が必須なんだと再発見しました。

ラストあたりの大魔神には思わず笑いそうになったけど、ヤシダさんの熱演よかったです。自分の方言語彙には「ヤシだ」といったら「狡をしてる」っていうのがあるのですが、これ偶然?大企業の割には「ロゴ」がないのが笑えます。著作権とか問題でたらやばいからかしら興行的に。

などといろいろ考えつつ鑑賞。いやあ、スタントと殺陣がすごかった。見事です。でも頼みたいのは、葬儀場の警備に警備員が機関銃手にしてるのはありえんからやめてほしかった。
いろいろいった割にはかなり楽しめたわけで。