眼の玉をみる

極度の近視なのであります。度がつよくなるとこれに二重苦ならぬ「乱視」というものが加わることが多いそうであります。自分もその例に漏れず。ゆえにレンズで近視を矯正しても、視力が思うほどあがらない場合あり。ソフトコンタクトレンズが巷に普及しはじめたころ一度ハードレンズを試したことがあるのですが、極端な恐がりなもので諦めました。同級生は続々とソフトコンタクトを装着していったのですが、さて今はどんなふうになっているのかしら。不具合とか影響とか出たのでしょうか。聞いてみたいなあ。あれから数十年。

今や瞳の色を変えたくて装着するのもあるし、つけたまんま数日間というのもあるらしくパンフレットをみるとさまざまで感心します。使い捨てなんですね。というのは、久しぶりに眼科へ行ったせい。

この年になると年に1回は定期検査せねばならないのですがもう5年くらい怠けておりました。怠けている分等比級数的に怖くなる。まずいことになっていないか、とか。

このところじわじわと調子は悪かったのですが、良い方の眼がさかんにちらつき始めました。飛蚊症が極端に悪化した感じ。小学校の頃から既に症状はあったので知らない症状ではないけど今回は糸でなくて「幕」がちらつく。動くからには視野欠損の可能性は少ないと思うけど、というわけで五年ぶりの眼底検査。

ひゃ〜基本、瞳孔を開いて(目薬で)暗室で光を照射して先生がレンズ使って眼底を見るというのは変わりなかったのですが。見慣れぬ機械がありまして、看護師さんが「視神経の断層写真とりますね〜」と。
何度もいうけど極度の恐がりなんで痛いのとか針刺しとかおびえるんですが、撮影はターミネーターの目玉みたいなのが真っ赤になってそれを見ているとシャッターみたいに線が移動して完了という。いや〜凄いなあ五年のうちにこんなもんが開発されてたのか!
要するに目玉のCTみたいなものらしいんですが。しみじみ思いました。いたくないのが一番。

検査結果は特に問題なしということで解放され一件落着。ま、膜はどうしようもないので慣れるか目玉の中のどっかへ移動してくれることを祈る!かの二択(選んでないし)となりました。来年はちゃんと定期に通います。もう慣れたので怖くないんで。怖いのは検査結果だけ。