空の中

空の中

「空の中」   有川浩   メデイアワークス  ISBN:4840228248 C0093

忙しかったもので読み終えるのが遅くなった。この作家の面白さは、かしこまって寄席の噺を聞きに行くというと言う感じでなく、知り合いのお宅に「ちょっととっちらかってるけど御免ね」といわれながら卓袱台でお煎餅かじりながら話のじょうずな奥さんに面白い話をしてもらってひっくり返って笑うみたいなくだけた面白さ。なんもかんも一緒くたなんだけど、そこがいい。
有る程度「ミステリー」だの「青春もの」だのという路線が決まっていれば結末もおのずから収束してゆくところが推測できるのだが、なにしろ一緒くたなものでどう決着するのか皆目分からない。
自衛隊三部作のうち「海の底」がまだ残っているけど、またこれはそのうちのお楽しみということにしよう。

やれやれ先ほど「霰」がぱらぱら。初雪である。また寒い季節になるのか。
昨夜はハリソン・フォードの「逃亡者」を見る。何回見てもいいなあ。ひょっとして、トミー・リー・ジョーンズの助手やっている男優さん、「ギフト」に出ていた人かな?今夜はジョージ・クルーニーか。実はニコール・キッドマンの出る映画を見た事が無い。また途中で寝てしまうかもしれないが、とりあえず見てみよう。