映画「コール」

決して爽快とかそういうタイプの映画ではないのだけれども。
すごい配役陣でまとまった、見て損した気にはならない作品。
ケビン・ベーコンシャーリーズ・セロン、スチュワート・タウンゼントという甘い二枚目に、ダコタ・ファニングというだめ押し。
それでなんで当らなかった(多分)というのかというと、子供をもつ親にはちとハードすぎるかもというのと、
スリル、サスペンス、お色気(なにしろシャーリーズ・セロン)パニックものと、分類するにはむつかしくどっちつかず。
あとあじあんまり良くないし。

といいつつ、今回初めてダコタ・ファニングの演技をまともに見たら、こりゃあすごい。ノックアウト。
脇役をこれだけの演技派で固めていなければ絶対全部もってゆかれてた。大人は気が抜けなかったろう。
というわけで演技と話の運びはものすごくレベルの高い所でまとまった作品。
売れるかどうかはきっと別問題なんだろうなあ。
とてつもなく色っぽい場面なんか、恐ろしくてみていられなかった。
覚えておきなはいよ。母親は、子供の為ならなんでもやっちまうから。
ちょっとオトコがみていたらビビるんではないかしらん。

お腹の蜘蛛の巣文様はジョークかえ?
そういえば、「ハンコック」のシャリーズ・セロンも怖かったのう。