図書館戦争

図書館戦争   貧格ニッポン新記録 (小学館101新書)


図書館戦争」  有川浩    メデイアワークス   ISBN:4840233616 C0093

「貧格ニッポン新記録」  ビートたけし  小学館101新書006  ISBN:9784098250066 C0295

図書館シリーズの第一作。先に読んだのは「内乱」だったっけ?
ほとんど忘れております。「図書館警察」というのがあってまぎらわしいですが、作者はS・キングで当然ホラー。
と関係ない事を言ってごまかしますけど、これは有川浩だけあってはちゃめちゃ設定。なんですけど、近未来小説として見たらよほど怖い。作家さんは自分の好きな物を書いてなんぼのもんだというのがよく理解できます。お楽しみあれ。

ビートたけしは初読。毒を吐くイメージがあったのですが、毒ではなく「当たり前」のことを言っているのですよね。
それが「毒」に見えない今という時代の方がなんだか変だろうといえば、そういえなくもない。この題名にもなっている「品格」というのが今年キーワードになっていたように思われますが、さて「政治家としての品格」って何だ?と格別にかんがえさせられた一年でした。一兆円かけて独りに1万円余り配ったって、景気対策にはならんだろうに。
もうちょっとまともな発想の出来る政治家が必要だ。なんだかぼやき漫才やっているような気がします。