スマイリーと仲間たち

スマイリーと仲間たち (1981年) (Hayakawa novels)



「スマイリーと仲間たち」    ジョン・ル・カレ  早川書房  ISBN:00979034406942



図書館とは便利なものだ。お家の段ボールのどこかに或る筈の絶版状態の本もちゃんと読ませてもらえる!るんるん(古いな)と思って上機嫌で書庫から出してもらったら、なにこの単行本、うそっ。何故こんなデザインの装幀で出ている訳?と、ぎょっとする。この装幀したひと絶対ル・カレ読んだ事ないにちがいない。


とまあそういうことは別にして、やはりほとんど詳細が記憶に無いこの本。カーラの物語はしっかり覚えていますが。そう、これは未だベルリンの壁が倒されていない時代の物語なのでありました。あまり深く考えずにずっと読んで来たのですが、実際のところジョン・スマイリーは歳いくつなのかと初めて考える。


まあどうでもよいことではある。コニーが大活躍するのは「スクールボーイ閣下」のほうだったのかと気づく。これはまた「スクールボーイ閣下」も読み直さねばなるまい。何度読み返しても含蓄の或るシリーズなのであります。


毎年この時期になると松江市街の「談暖フェスタ」にでかける習慣ができてしまった。来週は天神町あたりで開催される。歩いているだけで楽しい。天気が悪くなることの多いこの時期、雪が舞ったりする事も珍しくないのだが、今年は天候に恵まれている。お手頃値段でそば、うどん、などなどいろんな屋台が出ていて楽しい。あまりに多くてかえって選べないという有様。昨日は久しぶりに午後から市街の裏道をくねくねと数時間散策。町並みウオッチングはいつもながら楽しめる。