猿来たりなば

幸せな子 アウシュビッツを一人で生き抜いた少年 別冊 図書館戦争〈2〉 猿来たりなば (創元推理文庫) 間宮兄弟 サイコ (創元推理文庫) 男よりテレビ、女よりテレビ

「幸せな子」アウシュビッツを一人で生き抜いた少年  トーマス・バーゲンソール 朝日新聞出版 ISBN:9784022503473 C0098

「別冊 図書館戦争2」  有川浩  アスキー・メデイアワークス ISBN:9784048672399 C0093

「猿来たりなば」  エリザベス・フェラーズ   創元推理文庫  ISBN4-488-15916-8 C0197

間宮兄弟」   江國香織 小学館 ISBN:4093874999 C0093

「暴雪圏」  佐々木譲 新潮社 ISBN:4093874999 C0093

「サイコ」 ロバート・ブロック 創元推理文庫 ISBN:4488531040 C0197

「男よりテレビ、女よりテレビ」  小倉千加子  毎日新聞出版 ISBN:9784022504852 C0095



眼がかすむのは太陽をみたせいでしょうか、はたまた今月冊数がおおすぎたせいか。


「幸せな子」というべきか「幸運な子」というべきか、表題の「A Lucky Child」の訳はむつかしい。
10歳で両親祖父母とアウシュビッツに送られ解放迄の期間一人で生きてきた少年が、何十年かを経てようやく語る。 その後母と再会し米国に渡り大学教育を受け法律家として人権問題に携わる。


図書館戦争」は一言で言うと(言うな!)柴崎と手塚とストーカーの話。

「猿来たりなば」は、県立図書館に行ったらエリザベス・フェラーズがずらりと並んでいたから。なんだか一度読んだような気もするのだが、こんな変わった題名の本読んだ覚えは無い。ううむ。この作家どれを読んでも、最後までトリックがわからないというところが本格派推理作家だけある。

間宮兄弟」は十年ぶり位の江國香織。「きらきらひかる」の映画みて豊川悦司に惚れ込んだ。今回は佐々木蔵之介だろうかと言いたいが、 もう到底TVドラマを真っ当に見る事の出来る体質でなくなったので、忌避したくもある。
あんたらはあんたらで勝手に遊んで居なさいといいたくもあるが、何!母堂が「中島みゆき」だと!再度ううむ。

「暴雪圏」
何の因果で真夏の暑さの中零下吹雪の話をよまなきゃあならんのかと思いつつ一日で読み切り。 さすが、佐々木譲!まいった。

「サイコ」 これこそオチはそこはかとなく知っているんで、そう思えば面白くもないとも言えるが、Yutubeで其の断片を見たら金輪際映像はみるか!と即決したくらいに怖かった。アンソニー・パーキンスは見たいのに。 オードリー・ヘプバーンとの共演「緑の館」は良かった(はず)
で、原作ですがさすが名作、古びていないというか完璧。サイコ2とサイコハウスという続編も見つけたので読もうかと思う。


小倉千加子はもう絶品だった。抱腹絶倒、この毒舌の鋭さに誰が比肩できよう。 この人を敵にまわすともうかないません。

というわけで、眼がかすんでいけないので駆け足にてご紹介。どれも充実した御本でした。 ジャンルはてんでバラバラなきがするけど。