チェイシングリリー

ウォッチメイカー  チェイシング・リリー (Hayakawa novels)


「ウオッチメーカー」 ジェフリー・デイーヴァ− 文芸春秋 ISBN:9784163263304 C0097

「チェイシングリリー」  マイクル・コナリー  早川書房 ISBN:415208510x C0097

これも再読。ほとんど筋を忘れているので読んでも新鮮。可哀相なルーキーのプラウスキー?というイメージ定着した第二作目か。有能なんだけど他の人たちがあまりにやり手なもので目立たない。ちょっと道化のキャラクター。感想は、あえて言う程のことはなし。面白いにきまっている。


初のマイクル・コナリー。邦訳も結構出ているしペーパーバックでもよく見掛ける。
先日ちょいと観たクリント・イーストウッドの「ブラッドワーク」?の原作者であるとかや聞く。どちらかというとハードボイルドタイプの話だった。で、感想。伏線の張り方、読み手をひやひやさせるじらし方が巧い。なるほど。本のカバーに引かれて手に取っちゃった。雰囲気出ています。期待を違わないタイプの作家さんだと思います。


雪に振られて元日は室内で。三谷幸喜の「12人の優しい日本人」を観る。この人のエッセイを読んでいるので、ドラマは見なくとも舞台の方の題名は知っている。いやあおみごと。生瀬勝久の演技に惚れる。こういう声質好みなのだ。小日向?のさらっとした一言効果もすごいけど。蜷川演出の「メデイア」では生瀬が夫の役をしていたっけ。う〜む。
で検索していたら若い頃?の劇団での舞台動画へ…と思ったら「G2」と言うヒトの演出は、佐々木蔵之介が出演した「12人の入りたい奴ら」?の演出していて松尾貴史と組んで舞台をやっていて…なんだか芋蔓式につながっていた。「メデイア」の原作?を借りて来て眺めてみたら、台詞はそのままだった。当然だけど。(ギリシャ悲劇の台詞変更やったらほとんど意味ない)演出でこんなに変わるのか、と愕然となる。

こんなものにはまり込んだらて〜へんなことになる。若くて独身で金持ちならば、まだ「追っかけ」だってできるだろうが。でないところが「幸い」っていうやつだ。くわばらくわばら。