あぶなくないひと

あやしくない古田新太をみる。殺人現場でも、猟奇にはしったら話が成り立たないので、あくまで大人しいおじさんに徹していた。キムタクのヒーロー?で二場面くらいしか出ない泥棒役(事件の鍵を握ってはいるのだが)えへらえへら意味不明で笑っている姿が忘れられない。二十世紀少年の「バッタもんの三波春夫」も絶品だったし。

でもたまにはこんな役もいいのかもしれない。「普通のおじさん」を標榜している今回の「鬘」が名は体を表すではなく「髪型が人間をあらわす」というか「悪人になりきれない誠実なおじさん」を表していて、微妙に中和されていた。
って、やはり鬘だったのね。眼鏡を人格によって替える生瀬勝久とか三谷幸喜とかほかほか居るけれど、鬘を替えるというヒトは少ないかも。キムタクとかは、あれ地毛だと思うけど「髪型」と「鬘」は別物かと言う感じがする。

わしも眼鏡とっかえひっかえできればいいが、いかんせんコストが高すぎる。一回つくると6万円くらいかかる。運転免許の書き換えで眼科でひっかからないか検査してみてもらわないと。って今年更新だった。あなおそろし。