グーテンベルグ

ぼよぼよと一日。洗濯して、このところ使っているipod Shuffleにつぎに何をいれるか思案。
もともと脳みその出来が悪いのか、実は音声を聞きながら何かをするというのが苦手。高次性機能障害とかなんとか言うものがあるが、若い頃は相当しつこくそういう関係を読んでみていた頃があった。あの頃はそういう「機能障害」というのはまだ学会的にも認証されていなかったわけで。極端ではないもののあ〜だこ〜だと悩んで、結局「認識したから治る」というわけでもないというのに当分してから気づいた。「治す」のではなく「つきあう」というふうになってから「出来ないものは仕方ない」と開き直るようになった。大丈夫、生活できればなんでもいいのだ、人生は。
テレビを見なくなってFMラジオを多少でも聞くようになってから、少しは改善というか慣れてきた。当然読書に入ると耳に入らなくなるけど、これは「普通」なんだろうな?聖徳太子じゃあないのだから。で、ひとりでウオーキングする時や町中を歩いている時はipodを聞いている。(携帯ラジオを最近なくしたのだ)車を替えてからはまだ運転中にラジオほかを聞く余裕が無い。


とまあようやく本論に入る。どうせだからちょっと英語のお勉強でもするかということで、青空文庫の世界版でグーテンベルグというのを開いてみる。さあて何を聞くかと選択したいが、なにしろ古典には暗い。(特に英文学)ジョイスは日本語でも敬遠したいしオーステインかポーか。ランサムはベストセラーになったロシアの昔話がある。ドリトル先生もあり。マザーグースも捨て難い。流石に人力読み上げのオーデイオブックはテキスト版ほどの数が無い。
ということで、オルコットかモンゴメリあたりあとは儲け物のチェスタートンのブラウン神父もの。結局モンゴメリの「虹の谷のアン」にしてみた。話は短めだし、暗記する程は読み込んでいない程度だから新鮮味はある。itune特化ファイルがあるのか。と、試しに入れて聞いてみたら流石にヒヤリングのみではわからない。こりゃあテキスト画面見ながら追わないと無理かも。(笑)暫く遊びましょ。


攻殻機動隊 笑い男」を見る。これガキ用じゃあなかろうと言う感想。シナリオ書いたのは団塊世代か?サリンジャーかぶれとなると…にしてもこういう部分で作者自身のそれまでの生き方がもろに出るんだよなあと感心しごく。
あのレースクイーンのような衣装?の少佐が無意味に?色っぽい。こういう「妄想」じみたところは何を狙っているのかよくわからない。と、何も分からず勝手な事を言ってみる。
はまりた〜くない!
映像手腕には脱帽するけど。でもやたらと独白の長い理屈っぽいところははまりどころだよなあ、と自分の傾向を衝かれたような気がしてまさに自嘲の笑いが出る。突然劇場で「イノセンス」観て分かる筈がなかったかと納得。