感慨ふかし

考えてみれば若い頃は総理大臣と言えば「佐藤栄作」だった。あれからどれくらい代が替わったことだろう。感慨深いものがある。「末は博士か大臣か」といえば出世の代名詞であったのに今では大してありがたくもない気がする。


よくよく考えれば日本はやはり平和な国である。首相になったせいで暗殺されることもないし、政党交替のせめぎあいのために市民がデモしている現場で実弾が飛び交うなどという物騒なことも無く、無血開城で粛々と行われる。
政策が失敗した責任を取らされて監獄ゆきなどということはなし。

しかしいいのかそれで!否それでいいのだ。ただ、なんだか平和ボケしすぎている感じがなきにしもあらず。
新しい首相の誕生である。
庶民の金銭感覚にいくつもゼロを付加したようなお方たちでないことを祈る。