マグリット

アントワープ王立美術館展を観覧。
基本的にはマグリット目当て。超現実派の描写技術となるとこれは真似するとかそういうレベルでなくそれは前提としてあって、発想のほうで勝負タイプの絵画なのでしげしげ見る感じでもなく。
大御所は最後の方でどーんと出てきましたが、そこに至るまでのベルギー国の流れが非常に面白かった。


フランス絵画ばかりに慣れた者に取っては「印象派に刺激された、傍流」という感じなのですが(多分)初めて見る画家に絵画のタッチが新鮮。やっぱり力量のある画家の作品は問答無用でこちらを圧倒してくる。
マグリットを目玉にしてはいるけど、じつはというところで二倍三倍おいしい企画展でした。儲けた気分。久しぶりに油絵のペインテイングナイフタッチの感触を思い出した。ブラマンクなんかの名人芸をみていてもいいんだが、こういう全然知らない画家の作品をみると「ブランド」にきをそらされないで無心に作品をみることができる。で、作品のレベルが高いからとてもうれしい。
しかしベルギーと言う国はヨーロッパ大陸内陸部?で言語圏が四つくらい混じり合っているというのはどういう感じなのだろうかとそっちの方に興味ある。


松江市街の官庁街および観光施設からすこしはずれたステイックビルの一階に「松本そば店」があたらしくできたというので行ってみた。NHKの朝ドラ「だんだん」のセット復元しているのですが、じつはロケしているのに出会ったことはあるが番組は観た事無し。完璧に「そば目当て」であります。
店主は殿町に店をだしているところと一緒なので味は保証。そこはいつも日曜のお昼時などは満員状態なので、次回からはちょっと離れたこちらへゆくとゆっくり食せるかなあと狙っています。今回は三種割り子。やっぱり美味だわあ。ひとときの贅沢でありました。