清涼剤


あまりに蒸し暑いので一服。中海を突っ切る農道から伯耆大山を眺める図。右側だけでなく左側の道路の向こうも海です。中海干拓をするために海の真ん中を埋め立てて一本道を通して仕切ったのですが、ご存知の通りこの干拓事業は中止となり道路だけが残りました。

周辺の住人にはなにかと便利な道路なのです。松江方面から境港に行くには安来から米子を経由して本土を通る経路がひとつ、松江から大根島八束町)と江島を経由して至るのがひとつ、これに道の駅「弁慶の里」の先から分岐してこの農道を通って江島に渡りというのが加わった訳です。左のほうに見える橋は江島大橋で、この橋が架かったので「中浦水門」がなくなりました。干拓事業のために水門をつくっていたのですが、跳ね上げ式の閘門で船が通過する時には踏切式に遮断機が上り下がりを繰り返していたので渋滞のもとになっていました。
水門を渡るには重量制限ほかもありましたので、この江島大橋が出来てからは島根半島側をガンガン走っていた大型トラックの通過量が減りました。
なにより、晴れた日に伯耆大山を正面に見ながら走るという爽快感があって気持ちいいです。ただし途中で急カーブが二カ所ほどありますので気を抜かないように。それと、風の強い荒れた日には中海の波飛沫が道路までザブンとやってきます。汽水とはいえしっかり塩分を含んでいるのでお車の為には余り良くないかも。