ガードナー賛

E・S・ガードナーへの手紙 (創元推理文庫)



「E・S・ガードナーへの手紙」  スーザン・カンデル 創元推理文庫 ISBN:9784488294045 C0197

ペリー・メイスンを読み、若山弦蔵がしゃべっていたレイモンド・バーを見て、ついでにアイアンサイド警部見て育った世代なので、「E・S・ガードナーどんとこい!」という感じだったのだが、ただひとつ饒舌体の女性キャラクターにめっぽう弱かったのを失念していた。
辛かったぜ。まあたまのことだから…。ミステリーにはこういうジャンルもあって、普段は避けて通っているのです。どんな感じのものかと問われれば、「EAT PLAY LOVE」のミステリー版といったらふさわしいか。


しかしハリウッドには古着というかヴィンテージのファッションマニアむけの商売が存在するんですねえ、と考えてみれば当然だが感心する。昔の映画とかシャネルとか昔のファッションが少しは頭に入っているので読んでいてそこは楽しかった。
クローデット・コルベールの衣装など本当に売りに出たりするのだろうか?サザピーズものじゃあないかしらん。ただし、第二作目は手を出す気にはなりませんなあ。とはいえ他の作品はハメット、クリステイ、ヒッチコックなんかを扱っているとか。おもわず手が出てしまったりして。

昨夜ヒッチコックの「サイコ」をやっていました。ちょっと見た。アンソニー・パーキンス騒がれて当然だわ。なんと麗しきお姿…