ソルト

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アンジェリーナ・ジョリーは格闘技向きの体をしていない。言い換えればリアルな肉体を持っているともいえる。「骨格標本が歩いている奇跡」というか「驚異」を自分はかんじてしまう。ゆえに強面のエージェント相手に闘っている姿を見ると「殴られれば痛いが殴る方も痛いんだ」という現実を得心させられちゃうというリアルさ。骨折れそう…
これがバイハザードだったらゲーム世界の住人だから息も切らさないし、殴られてもこわれない。骨格がちがうんだよね、きっと。


などと考えながら、物語的には大変楽しめました。出番すくないけどダンナさん良い人じゃん。とっても効果的な回想シーン。
批評で「無理な設定」なんて言っていた人がいたけれど、多分ジョン・ル・カレとか読んだこともないんだろうなあ。冷戦時代を舞台にしたスパイ小説とかね。事実は小説より奇也。知らないのは幸せかもしれないけれど。
「リトル・ドラマ・ガール」読んでみてごらん、と言ってみたりして