アニキ!

テレビをほとんど見なくなってどれくらいだろうか。別に教育問題とかいうことでなく単にテレビが壊れて見れなくなったというだけの理由でそんな生活に突入。気がついたらテレビ番組面の予告、「水谷豊」がベテラン刑事?として活躍するらしい番組を見ることになってしまった。


ブランク相当あるなあと、こういうときしみじみ感じる。何しろ自分の頭の中では水谷豊といえば「ヴァンパイヤ」(これ、手塚治虫原作の実写版だったっけ)、そのあとといったら萩原健一(もとグループサウンズボーカル。呼び名はショーケン)のあとを「あにき〜」といいながら子犬よろしくまとわりつくチンピラのあんちゃん、というイメージ。ははは…。
男たちの旅路」で鶴田浩二にむきになって食って掛かる、しかし熱い青年の役というのがちょっと後にあったっけ。


やれやれ、水谷豊に気がついたらこんな役がはまるような年代になってしまったのか、と時折ときのながれに愕然とする。などというのは、図書館行って「夏木陽介」という本を借りちゃったせい。見ていたのは多分小学生の頃かなとは思うが、青春ドラマシリーズの先駆けだったかと。「夏木陽介」は永遠の「アニキ」でしたわなあ。主題歌は、若き「布施明」。原作はなんと石原慎太郎「これが青春だ」(×正確には「青春とはなんだ」)
このころは石原慎太郎氏まともなものを書いていたのだろう。(失礼。他の著作読んだ筈だけど忘れた。余計失礼か)


「とびだせ青春」(と「これが青春だ」「飛び出せ!青春」)とか後続となりまして、先生役が村野武範中村雅俊、ええと後誰だったっけ。日曜日午後八時からのこのドラマ、大河ドラマと時間帯重なってましてチャンネル権を絶対的に掴んでいた親父のせいでしばしば見られず涙したものです。みんなおじさんになっちゃったけど、夏木陽介は今でもカッコいいかもしれない。ニューフェイスだったんだっけ?ということで楽しみな一冊をみつけたのでした。るんるん