ロミー

昼間は猿でも解る原価計算(んなはずはない)とか、銀行融資とかの関係本をざっと眺める。当然ながら余り面白くはないが、眠るほどでもない。ただし計算がにがてなので理論的な原則ほどを知る為に。
銀行融資の関係本は、よくみたことのある「借りた金は返すな」の著者らしい。これは借金を借金してまで返すなということらしい。多重債務に陥るぞという警告なのだそうで。(多分)
この間銀行が提案して来たのがこれにちょっと似たような話で、いくら相手が「専門家」だからといって鵜呑みにしていてはこっちが窮地に陥っても助けてくれるわけでなし自己判断が肝要であると再度確認。詐欺でなくても世の中には「そんな上手い話があるわけない」のにころっといっちゃうのはヒトの世の常。「理屈」が「常識」に勝ってしまいすぎるとこうなってしまうのかも、と自戒の念を含める。たまに人間不信に陥るなあ。こういう機会が増えるかもしれないが、仕方なし。


で、気を取りなおし「ロミー 映画に愛された女」を少々。著者が日本人だけあってか読み易い文章。翻訳はむつかしいものである。半分方は近代世界史の講義を受けているようなところもあるが、内容がこなれていてわかりやすい。ナチス時代の世界の動向なんかちょっと知りたい向きには入門として面白いかも。
アラン・ドロンは美形でもぞっこん惚れたという男優さんではない(なにしろ幼少のみぎりだったので)「冒険者たち」とか「世にも奇妙な物語」とかテレビでみた映画しかない。彼のメインの活躍映画、ギャングとかハードな方はみたことないわけで。イメージとしては圧倒的に「世にも奇妙な物語」の「ドリアン・グレイ」。子供心に、マルガリータ王女を思わせる少女の幽霊とかこのオムニバス?映画には震え上がった。ご存知ないかたはどうぞご覧になってください。
多分白黒なんだろうが、「キャリー」に匹敵するような悪夢のような映像を楽しめる(筈です)

昨日「こどもの誕生日だったね」と言われる。「は?」とおもったらかなり過ぎていた。しかも、年が数えられない。マジでこれは洒落にならない。お詫びにメールしておいた。すまない、親失格かも(諦められているか…)