記憶の改竄

いかに物覚えが悪いかとの証明である。「世にも奇妙な」ではなくて「世にも奇怪な」物語だし、ドロンが出て来るのは「ドリアン・グレイ」でなくて「影を殺した男」だし。で、カラー映画ですか。まあこれは単にその頃我が家は「白黒テレビ」だったという事情ゆえにこれは仕方なし。
でも怖かったんだよ〜本当に!このころ夏になるとかならずドラキュラ映画がテレビでやっていたけど、見ちゃうんだよなあ。クリストファー・リー最高に綺麗でものすごく怖くて…その頃の悪夢はドラキュラバージョンが多かった。
テレンス・スタンプの怪演がまた見事で、ははは、もう一度見たいような見たくないような…


いいんですけどね。初めてカラーテレビを見た(見かけた)のは、父親が銀行員(=お金持ち?)のお友達の家でだった。朝「ジャングル大帝」(手塚治虫虫プロ製作 初期アニメーション)のオープニングだったのが眼に焼き付いている。壮大な男性コーラスを背景にレオの親父さん?が草原を走ってゆく場面だったかと思う。色は今考えるといささか毒々しかったような気もするけど、衝撃的だった。
わくわくしながらテレビにかじりついていられた幸福な時代だったかもしれない。