ミシンかけ

家人より要請があり十数年振りにミシンを出してみる。虎の子で買った割には数年しか使わなかったわけで、しかし無駄ではなかったか。原点は足踏みミシンだったので、機械仕掛けの使い始めは結構恐ろしかった。飾り縫いなどする気がなかったのでシンプルもの。
針がさびていないかと思ったが全く大丈夫、ボビンに糸をまく操作も完了。ただひとつ、針を動かすのを解除する操作が完了しない。ま、いいか。で、糸掛けは昔取った杵柄というかクリア。流石に小学生の頃に覚えた技術は衰えない、と自画自賛
が、下糸がうまくひっかからず縫えない。格闘十数分、何度か糸を通し直し理由はわからずこれもクリア。

そういえば問題は、下糸がきつくて針目がきれいに出ないのだった。ああだこうだといじりまわし。
まあナントカかんとか使命達成。ただの直線縫いだったので、だがバック縫い切り替えができない。どうなんだっけ??

使命達成の後糸調子のメモリなどいじり回していて初めて気付いた。「つよい」と「よわい」のは数字の大きいのが「つよい」なのか?はっきりいって基本的な疑問である。試しに針目の数字の小さいのが「小さい」なのだった。ああ、「糸調子」は「大きい数字」が「つよい」を意味するのか?全く反対に思い込んでいたような…で必死に上糸を「よわい=小さい数字」にまわしていたような…下糸が強くなるのは当然…なのか

梱包箱の底にある操作マニュアルを仁王立ちで睨みながら、マニュアルを意固地になって読もうとしない自分の性格を顧みる。ま、いいか…
しばらく、布を縫って遊ぼうかな。布とボタンとファスナーはあるもので。