マーリン3

友人から借りたマーリンを見ている。ありがたや。姫さんがどんどん邪悪になってゆくのが妖しく美しい。ロセッテイに描かれた「運命の女」はリアルに存在するのね(外見だけだけど)と感心する。なにしろ西洋人を普段見つけていないので感覚としてはほとんど2次元キャラなんですけど。

しかし惜しげも無く地面をゾロ曳いているマントやガウンやドレス、眼前に見たらゴミ集めているとしかみえないかも。贅沢なことである。不自由なことが高貴さを象徴しているのだろうけど。
色男はあくまでも鯔背な台詞をしゃべり、マーリンは相変わらず時々アーサーや騎士道をからかいながら甲斐甲斐しく世話を焼く。BBCのドラマって贅沢だよなあと改めて思います。レッド・ドワーフ号の壁がそのままBBC局社の廊下であっても。文化の違いというか厚みなのでしょうかね。

颱風の風は山の陰になっていた関係で難なくスルーできたようで助かりましたが、あちらこちらで被害があったとのこと。お見舞い申し上げます。今から北海道あたりでしょうか。被害がひどくなりませんようにお祈り申し上げます。