ひとりの午後に

おまえさん(上) (講談社文庫)  おまえさん(上)  こんなツレでゴメンナサイ。  WILL  ひとりの午後に



「おまえさん」上  宮部みゆき 講談社 ISBN:9784062770729

「おまえさん」下  宮部みゆき 講談社 ISBN:9784062172523

「こんなツレでゴメンナサイ」  望月昭 文藝春秋 ISBN:9784163701509 C0095

「WILL」  本多孝好  集英社 ISBN:9784087713220 C0093

「ひとりの午後に」  上野千鶴子 日本放送出版協会 ISBN:9784140814192 C0095

ぼんくらシリーズの最新刊。ありがたや。
ここのところ宮部みゆきの時代小説に餓えていたので、本当にありがたかった。こういうときは上下巻揃えてから読むべきなのですが、ケチって上巻だけ手に入れたあと下巻を探したら近所の本屋に無い!はしごしてようやく見つけました最後の一冊。 人間賢くならんと酷い目に遭うという見本。
久し振りに読んで、こういう話の進み方だったっけと思いつつ、このあと「ぼんくら」を改めて読み返したらもともとこういう構成ですすむシリーズだったのねと納得。
内容の方は敢て語らず。じっくりまったりと宮部みゆきの世界を味わえばよろし。
何時の時代もきっと似たようなおもいをしながら人間は生きているのかもしれない、としみじみ思える本でした。

「こんなツレでごめんなさい」
ベストセラーになった?という本書は読んだ事なし。イグアナというのも知らず。なのに手に取ってみるきになったのは映画になったからなのですが、さてこれみるかどうかも不明。
この本は「ツレ」のお書きになったエッセイ。ううむ、ひょっとして自分若い頃まっとうな?「鬱病」だったのではないかと、身に覚えがありすぎる。
で、どうやって復活したのか(本当に復活したかも不明だが)よくわからんが、おかげさまで打たれ強くなりました。(と思っている)皆さん「鬱病」にはきをつけませう。

「WILL」
妙に男言葉がしっくりくる女主人公。キャラも面白いひと大勢。辻村深月の「ツナグ」といい、最近こういうの流行っているのか知らんとおもったら、オカルトではありませんでした。
ストーリーセラーのなかの作家さんだが、この人見つけただけでも元とれたかもとほくほく。たま〜に読んでほこほこしたい作家の一人となりましてござる。

「ひとりの午後に」
NHK出版の「おしゃれ工房」に連載されていたエッセイをまとめた本。やっぱり文章上手いよなあ上野サン、当たり前だろうけど。文章表現のプロだもの。

ジョブス氏が亡くなった。
テレビに五木寛之が出ていた。なんだかじい様になったなあと感慨。知り合いが瀬戸内寂聴の話を聞きに行ったと。
90才になる御身ながら、1時間半しっかりしゃべっておられたと。すごい。 すでに健忘症のでてきてる我が身を省みかなし。