ジュナイブル

ジュナイブルという語はないのだそうな。正確には「ジュブナイル」だと。いやあ、間違いを覚えていたわけである。字面で覚えるのと「口に出して発音」して覚えることの違いがここに現れる。発音するには「ジュナイブル」の方が調子がいいのでそうなってしまうけど。

ペーパバック読んでいるときも、わけわからない言葉を適当に読みあげながら読んでいると判り易い時がある。英語は調子で読む、というところがあるせいらしい。とはいえこれは日本語と一緒で、作家さんの質にもあるのではあるが。
キャロル・オコンネルの原書を頭の中で読みあげていると、ジャズかなにかの音楽を聴いているような感じがする。言葉のながれが詩に近いのではないかと推測させる。自分は詩は、日本語でさえもまともに読み解ける人ではないのだけれども。それでも邦訳を読んでいるとその「流れ」が再現されているとは言い難いところで読むのが苦痛になる。
意味はわかるが美しさがない、などと贅沢な文句を垂れてしまいそうになる。というわけで、いまだに「愛しい骨」を読みたいのか読みたくないのか自分でもよくわからず。困ったもんである。

今度からヤングアダルトということにしましょう。慣れない言葉を知ったかぶりで書くとこうなる。って、未だに「ヤングアダルト」か「アダルトヤング」なのか判らなくなることが多いのだけどね。