チョッキー
「ミレニアム2」上 火と戯れる女 ステーグ・ランソン ISBN:9784152090195 C0097
「ミレニアム2」下 火と戯れる女 ステーグ・ランソン ISBN:9784152090201 C0097
「ミレニアム3」上 眠れる女と狂卓の騎士 ステーグ・ランソン ISBN:9784152090485 C0097
「ミレニアム3」下 眠れる女と狂卓の騎士 ステーグ・ランソン ISBN:9784152090492 C0097
「私の渡世日記」上 高峰秀子 文春文庫 ISBN:9784167587024 C0195
「私の渡世日記」下 高峰秀子 文春文庫
「チョッキー」 ジョン・ウインダム あすなろ書房 ISBN:9784751522189 C0097
「007 白紙委任状」 ジェフリー・デイーヴァー 文藝春秋 ISBN:9784163809403 C0097
「グッドラック 戦闘妖精・雪風」 神林長平 ハヤカワ文庫 ISBN:9784150306830 C0193
大して食指が動きそうな本が無かったので、以前第一部を読んで放って置いたミレニアムを読む。第一部で相当えぐい描写があったもので少々警戒をしていたがそれほどでもなく。しかしなんとまあ「テンコ盛り」のシリーズであったことかと思う。著者が亡くなったせいでこうかいされていない第四部はどういう展開になる予定だったのかとは、これを読んだ人の全てが考えるであろうなあ。
たしかに第一部よりは第二部が面白かった。で、第三部はというと、これはどうなのだろう。この副題の付け方に「たしかに舶来ものだわ」という感慨を覚えたりして。いやはや、ここまで傍若無人なミステリーを書いたあとはいったい次作は どうなっていたかと言う方に興味があったりして。一発屋で終わるか?想像がつかない。ハリーポッターを思い起こさせるミステリーであった、って意味不明ではあるが。
「渡世日記」
高峰秀子のこの本を読んだことがあるのか無いのか、自分でもわからず。今まで読んだ本がほとんどこの本からの引用なもので それで読んだ本であるような気分になるのだと思われる。で、結論。原典が結局最高である。当たり前のことなんですけどね。ぜひ高峰秀子を知りたい方はこの著作から入門を。
「チョッキー」
かのおそろしき「トリフィッド時代」の作家の最後の著作。ジュナイブルかと思うような語り口でじわじわと怖い。久々にトリフィッドの世界を訪問してみたくなった。
「007」
イアン・フレミング時代の本は本棚にあったのだけど。いまや図書館の本棚には別の作家の名前が並ぶ。今回はデイーヴァー。007は食わず嫌いの気味だったけど、始めから読んでみると発見があるかもと言う気に。勿論デイーヴァーなら文句なし、の出来。作家自身が無茶苦茶楽しみながら書いているのがよおくわかる。
「グッドラック」
たまらず買ってしまった。とても大切に読み進める。まあ、よく噛んで服用しないとわからなくなるような哲学的な感じの話でもあり。いやはや、とてつもなくすごい世界だった。今年読んだなかの5指にヒットしそうな作家。