心理学的にありえない

やなりいなり しゃばけシリーズ 10  私たちは進化できるのか ?凶暴な遺伝子を超えて? (廣済堂新書)  心理学的にありえない 上  心理学的にありえない 下


「やなりいなり」 畠中恵 新潮社 ISBN:9784104507146 C0093

「私たちは進化できるのか」凶暴な遺伝子を超えて  長沼毅 廣済堂出版 新書017 ISBN:9784331515792 C0295 

「心理学的にありえない」上 アダム・ファウラー 文芸春秋 ISBN:9784163808604 C0097

「心理学的にありえない」下 アダム・ファウラー 文芸春秋 ISBN:9784163808703 C0097



そろそろ残り少なくなってきた若旦那シリーズ。今回はお料理のレシピ付き。小豆粥なんて作ったことは無いけれども美味しそう。その昔お稲荷さんは作ったこともあるけど、見事にのり巻き寿司は失敗。干瓢がうまく煮れなかったのよね。以来試したことは無い。たまには生菓子などお上品に買ってみようかしらとも思うのだが、銘菓店の並びをみましたら一つ三百円くらいいたしまして、さすがお茶で有名な城下町ならではのお値段。といってもスイーツだったら安い方かな。


「私たちは進化できるのか」
自分の小さかった頃は確かに「氷河期」に向かっているといわれていたのに、いつのまにか「地球温暖化」だと騒がれている。なにがなんだかとお考えの方はどうぞこの本を選び下さいませ。
そうですねえ。海面上昇が温暖化を原因としないのならばその危機感はどうだという話ではある。もともと地球全体の気候は押しとどめるすべも無く変化しているという本も読んだことはあるし、今更無駄だといえなくもなし。久々に太陽の黒点による地球への影響の話の記述もあり、そういえば最近その話も聞かないなあと思い出す。こういう「学術的研究」にも流行というやつがあるのかも。長沼氏の話、大分グローバルになりつつある。「インデイー・ジョーンズ」にくわえて「寺田寅彦」という名も冠して欲してみては、とこれは冗談だがこういう學者さんは貴重だと思う。


「心理学的にありえない」
上下巻同じ装幀のせいかとりちがえ。もともと乗っかった途端に新幹線並みで突っ走るタイプの物語のせいか、上巻半分で一時停止再開したらば手に取ったのが下巻だったのを気がつかず。そういうもんだかと筋のとんだところで当分読み続け、ん?登場人物が突然死んでいる、出会ってもいなかった二人が共闘して闘っている?のに気付く。いまさら上巻には戻れない状態まですすんでしまったので最後まで読んでしまった。もったいない。
通して読むのは又の機会に。スランかファイアースターターか地球幼年期の終わりかというはなし。おみごとな筋運び。