エンドウと平和
「リガの犬たち」 ヘニング・マンケル 創元推理文庫 ISBN:4488209033 C0197
「白い雌ライオン」 ヘニング・マンケル 創元推理文庫 ISBN:4488209041 C0197
「マッド・アップル」 クリスティーナ・メルドラム 創元推理文庫 ISBN:9784488222079 C0197
「回廊封鎖」 佐々木譲 集英社 ISBN:9784087714678 C0093
「オフシーズン」 ジャック・ケッチャム 扶桑社ミステリー0767 ISBN:4594029795 C0197
「老人と犬」 ジャック・ケッチャム 扶桑社ミステリー0708 ISBN:4594027156 C0197
「忘れじの包丁」 ジル・チャーチル 創元推理文庫 ISBN:4488275052 C0197
「地上より賭場に」(ここより とばに) ジル・チャーチル 創元推理文庫 ISBN:4488275060 C0197
「リガの犬たち」「白い雌ライオン」
刑事物というよりダイハードに近い狂い様がすごい。スウェーデンというのは良い所なのかそれともそうでもないのか、よくわからなくなるようなシリーズものであります。ちっちゃな街でこそこそ犯罪が起こるのではなくいきなり国際化してしまう。島国で、いままであまり移民を受け入れていない日本に棲んでいるとこういう感覚わからないと言いたいが、じつは主人公もかなり懊悩しているのであった。つぎにつづく、ってまだまだシリーズ既刊ものが並んでいます。ううむ。
「マッド・アップル」
話は悪う無いのだが、いまいち「MAD」度が足りない気がした。惜しいなあ。途中で話のネタ推量できちゃうし。雰囲気はいいのだが、サラ・ウオルター並みのドロドロを期待していた分肩すかし。物足りなさがあった。
「回廊封鎖」
佐々木譲にしてはまとまりが少し欠けた。あとあじもいまいち。なにがいいたい、とわけのわからん事を言いたくなる作品。エンターテイメントにそんなもの必須ではないのに。いっそ暴雪圏くらいにぶっ飛んだ悪役のほうがかえって面白いのかも。
「オフシーズン」「老人と犬」
ケッチャムまつりに便乗したはいいが、なんだか頭の中がまとまらない。この作家何が狙いなんだろう、としばし考えるがわからぬ。
ジル・チャーチルまつり続行中。ちゃんと順番に読まないとサイドストーリーがごっちゃになっちゃうんだわさ。