頼むから、ほっといてくれ
「ケルベロスの肖像」 海堂尊 宝島社 ISBN:9784796698580 C0093
「真夏の方程式」 東野圭吾 文藝春秋 ISBN:9784163805801 C0093
「頼むから、ほっといてくれ」 桂望実 幻冬舎 ISBN:9784344022263 C0093
「湿地」 アーナルデュル・インドリダソン 東京創元社 ISBN:9784488013431 C0097
「アイ・コレクター」 セバスチャン・フィツェック 早川書房 ISBN:9784150018580 C0297
「夜の静寂(しじま)に」 ジル・チャーチル 創元推理文庫 ISBN:4488275109 C0197
「闇を見つめて」 ジル・チャーチル 創元推理文庫 ISBN:4488275117 C0197
海堂先生ひょっとしてバチスタシリーズはこれで完結ですか?自分は高階ゴン院長が好みなのですがこれでお目にかかるのは最後? なんだかちょっと拍子抜けの幕切れにも思えますが、変にリアルにAi関係が絡まっていたので仕方ないかという感じもあり。
ともあれこんなに漢字の字面が多いコメデイ?もないんじゃないか。(ん?ミステリーか)
「真夏の方程式」は、ガリレオ君のシリーズであった。また映画ができるんでしたっけ。
北村一輝を初めて見たのがこのTV番組で、無茶苦茶迫力あるジャニーズ系容貌というのが理解し難く。刑事役には若すぎると思いきや、 齢40を越えた二十歳過ぎの息子がいるというのに最近驚愕。
なんとかいう女刑事の形容に使われる「無駄に美貌」というフレーズが頭に思い浮かぶ、というよりこの美貌卓越した演技力を見せるに障碍になっている気がする。ともあれ、また映画の大画面で北村一輝を眺め愉悦に浸る誘惑には拒否し難いものがあるかも。(って全然内容と関係ない)
「頼むから、ほっといてくれ」は、トランポリン競技にまつわる選手とその家族他他の人間群像。
今回の柔道の体罰関連の話題で、TVにさらし者にされたオリンピック候補選手のひとびとのはなしがあったけど、そういったところを先取りしちゃったような本です。
「湿地」最近の秀作のトップ5に必ず挙げられていたアイスランドのミステリー。北欧関係のミステリーが最近元気な様子だがそのうちの一冊でもある。
正直いってそこまでのものだろうかという気もしたが、この方の本シリーズ物として?かなりでているらしくこれから邦訳期待という部分も加わっての評価もあるのか。主人公の警部も、離婚、娘は麻薬中毒、息子は犯罪者という設定の割にはジメジメねちねちもなし、後味悪くない。
アイスランドかあ。続いて翻訳されると面白そうだなあ。
「アイ・コレクター」この作家の作品、心臓によろしくない。といいつつ読むわけで。読んであ〜あとまた思う。
読んでいると強制的に逆上がりをさせられているような感覚に見舞われる。でもって、自分は逆上がりどころか前廻りさえも出来ない子供だったのだ。 天地逆転されると頭の中がグルグルになるのだ。やだやだ。といいつつ読むのが業というもの。
あとの2冊はジル・チャーチル。お楽しみなのであります。