シスターズ・ブラザーズ

「XO SEALED WITH KISS. MARKED WIHTH DEATH」 Jeffry Deaver ISBN:9781444716184
「ゾーン」豊洲署刑事 岩倉梓  福田和代  角川春樹事務所 ISBN:9784758411998
「オール・クリア」  コニー・ウイリス  早川書房  ISBN:9784153350090 C0297
「コリーニ事件」 フェルデイナント・フォン・シーラッハ  東京創元社 ISBN:9784488010003 C0097
「汚れた街のシンデレラ」  ジェフリー・デイーヴァー 早川書房 ISBN:4150795517 C0197 1994年
「ヒトはなぜ拍手をするのか」動物行動学からみた人間  小林朋道  新潮社 ISBN:9784106036699 C0345
「シスターズ・ブラザーズ」  パトリック・デウィット 東京創元社 ISBN:9784488010041 C0097

夜の底は柔らかな幻」上  恩田陸  文芸春秋  ISBN:9784163292700 C0093
夜の底は柔らかな幻」下  恩田陸  文芸春秋  ISBN:9784163292809 C0093

「忘れられた花園」上  ケイト・モートン  東京創元社 ISBN:9784488013318 C0097
「忘れられた花園」下  ケイト・モートン  東京創元社 ISBN:9784488013325 C0097

「白雪姫には死んでもらう」  ネレ・ノイハウス 創元推理文庫 ISBN:9784488276065 C0197

「執事とメイドの表裏」イギリス文化における使用人のイメージ  新井潤美  白水社 ISBN:9784560081792 C0022


一ヶ月振りのご無沙汰であります。なんぞとうかうかしているうちに読んだ本の内容は忘却の彼方。 ようやくデイーヴァーのXOも読み終え、今度はキングに向かっておりますがなかなか進行しない読書。 とりあえずタイムトラベルでJFKの暗殺をどうすると提案されたばかりのところ。


話はもとにもどしてXOは、キャサリン・ダンサーが活躍する本でありました。ケイリーンと読むのか若いアイドル歌手、 これからメジャーを目指しつつある女の子にストーカーがくっついてあろうことか殺人騒ぎになるというお話。 彼女はシンガーソングライターでヒット曲の歌詞を予告として殺人が、というところにダンサーは休暇中なのに巻き込まれてしまう。 相変わらずのどんでん返しデイーヴァーの十八番であります。題名が洒落ているよね。

「ゾーン」
ええと女刑事のはなしでしたっけ。「無駄に美貌」とか、ピンヒール履いたのとか最近女刑事もの出ていますが、 このひとのは堅実でいいです。靴屋さんが実家だというこだわり派ですが。好感もてました。

「オールクリア」
ん?「ブラックアウト」のまちがいか?リンクしているのはどっっちかな。ただいまオールクリアの1まで読了なり。


「コリー二事件」
この本が刊行された影響で世論が高まり「法令」まで変わりそうな運動が起きているというのが、すごいです。 傑作ですが、予備知識は余計かもしれない。あくまでできるだけ白紙状態で読んで欲しい。高校生の読書感想文にすると 最適かもとおもいます。勿論大人はいちど読む価値あり。


「汚れた街のシンデレラ」
デイーヴァーの初期、まだ文春からでていない邦訳第一作。なんと古本屋の棚でみっけ。まあ、私も眼を疑ったから珍しいそうで、 普通の古本屋には高値で出ているらしい。初版でした。ライムで一気にブレイクする前のもの。

「ヒトはなぜ拍手をするのか」
小林先生の真面目な(いやいつも真面目だけど)人間の生態にかかわるはなしであります。面白い。

「シスターズ・ブラザーズ」
姓がシスターズなんだそうな。で、そのブラザーズ。コーミック・マッカーシーのブラッド・メリデイアンをコメデイにしたらこうなるのかも。 といいつつ、まあ凄まじい殺し合いだことどっちも。なんだかこちらは明るいんですけど。全然勧善懲悪無視というのが結構楽しかったりして。


夜の底は柔らかな幻
恩田陸はとうとう伝奇ものになってきたのだろうか。いいけど。全然問題なし。三崎亜記みたいにならないところがまた楽し。

「忘れられた花園」
えらく評判が良かったので読んでみた。めちゃくちゃ凄いメロドラマふうなんけど病み付きになる気配が。オーストラリアにこんな凄い作家が。 舞台が英国というのがいいです。

「白雪姫には死んでもらう」
独逸風八つ墓村、ってだれかおっしゃってましたが。おどろおどろしい展開であります。 横溝正史は多分全作踏破してはありますが。中学生時代に何度も繰り返して読んでいたという暗い過去がおもいだされ。 展開はダイナミックでいいですよ。

「執事とメイドの表裏」
ジーヴスとか最近縁があったりして読んでみた。いやあ面白い!って著作が日本人っいうところにあとで気が付きまた笑う。