カンバーバッチ!

スター・トレック見て参りました。
そもそも友人からシャーロックを見せてもらって、なんとまあ異次元におもえるような骨相の兄さんだなあと思ったカンバーバッチ。よくよく見ると藤田嗣治の描く西欧人の貌そのままだったりして、いたく驚くというかさらに感動する。これがまた長身なのでマントのごときコートを翻し駆け抜けるさまなど「きゃー」と言いたくなるほどの格好よさであった。

なにしろ十代の頃より見ていたTV映画でございます。で、スポック派だったのでありますがちょろっとレナード・ニモイが出ていました。感動です。うん拾年ノベライズが出る度にワクワクと心ときめかしたシリーズですので登場人物には拘りあり。とは言うものの、現実には太りすぎたウイリアム・シャトナーに痩せろとか、シワシワになったレナードに若返れなどとは要求出来ない訳で(なら、自分が痩せてみたらどうだ)始めのウチは哀しかったのですが、話の展開がうまい!
そのうちそんな思いはどことやら、しっかり楽しんでおりました。

ずっと白黒TVで見ていたので知らないけれど、カーク船長碧眼のキャラだったの?
マッコイがあの兄さんとは意外だった。ボーン・シリーズで初見の俳優さんだったのでどうしても殺し屋のイメージが邪魔する。あ、ブルース・ウイリスの「RED」でもエイジェントの役立ったっけ。

若かりしあの頃(ずいぶん昔だ)ずっと馴染んでいたあのテーマ曲がエンドロールに流れた時、なんだかぐっとこみあげるものがございました。作品はそういう個人的感想を別にしても相当に出来がいい映画。ストーリー、テンポ、キャラ、俳優さん揃った楽しめるいい映画でありました。