お美事

あちこち拾い読みの西舘好子の本。読めば読む程辛い。たまらんなあ、「暴力亭主」ではなかったけれど暴力は振るわれたのね。娘さんの書いた(長女かな)文章を読んで井上家の教育方法?なるもので驚いた記憶はあるが、ここまでとは知らなんだ。二十歳やそこらで井上ひさしのプロデューサーまがいの仕事に足を突っ込んでそこまでやって来たのだからやっぱり才女ではある。この本も読んでいて文章に破綻はないし違和感なくいい本に仕上がっている。ここまで書けるくらいだもの凄い人なのだろう。

キングのFull dark no starsのうちの二番目「でかい運転手」読了。短編なのですけど相変わらず遅々たる歩みの速度にて。ネタバレになるので筋は書きませんが、みごとなミステリーになっていました。さすがであります。355ページまで。3分の2までいったかな。つぎは「Fair extension」=公正に延ばす? まさかっ!単語しらずのペーパーバック読み(笑)